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左利きは柔軟な発想を生む並列思考の脳を持つ!右利きと左利きでは得意なことが違うのはなぜか【左利きの話】

Text:八田武志

分析的思考は苦手な傾向にあるが、常識にとらわれない発想が得意!?

左利きのなかには、右利きに比べて言葉をうまく整理できない、実行力に劣るといった劣等感を必要以上に抱く人がいるようです。右利きがつねに使っている右手と直結する左脳は、倫理的で分析的な思考を得意とする、いわゆる直列思考型の脳です。

順をおって段階的に物事を処理していくため、言語や計算の役割においてはたしかに左脳に勝るものがあります。一方で、常識から離れた新しい発想を生みづらいという欠点もあります。

その点、左利きが使う右脳は並列思考型の脳。さまざまな情報が同時に脳内に浮かんでいる状態を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。あるとき、何かの拍子で左脳による直列思考が行き詰まりをみせたとします。

そんなときこそ右脳の出番です。脳内に浮かんだ情報を自由自在に並び替え、組み合わせることで、常識にとらわれない新しい発想を生み出すのです。これは左脳にはできないことです。

人生は何が起こるかわからないもの。不測の事態が起きたときは、左利きが得意な並列思考の冴えを見せる好機かもしれません。10人に1人とマイノリティの座に甘んじている左利きですが、だからといって萎縮することなどありません。見方を変えれば10人に1人の選ばれた存在ともいえます。

「眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話」はこんな方にオススメ!

・子どもの左利きは矯正すべきなのか知りたい
・両利きの人がいるのはどうして?
・左利きは遺伝するのか?
・左利きの特徴とあるあるを知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』監/八田武志

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』
八田武志 監修

世の中に10人に1人の割合で存在し、すごい才能や特別な感性を備えた個性派−−−いわゆる「天才」が多いと言われる「左利き」。最新の脳科学では、右利きと明らかに違う、左利きの脳のしくみと違いが明らかになってきている。また、古今東西、スポーツをはじめ芸術や音楽、科学の分野などさまざまなジャンルで歴史に名を刻むような偉人も数多い。なぜ左利きになるのか、左利きの特徴など、「左利き」の実態と秘密に迫る!

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