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オランウータンは左利き!?霊長類は地上に降りる過程で利き手を右に移行したって本当?【左利きの話】

Text:八田武志

サルは樹から降りたのをきっかけに左利きから右利きに移行した

サル学研究で有名な京都大学霊長類研究所が、餌付けされたニホンザルは餌をどちらの手でとるのか、その頻度を調べたところ、左利きが多いという結果が出ました。しかし、一方でサルには利き手がないという主張もあります。たまたま最初に使用した手を継続的に使うようになるだけだというのです。

言葉が理解できない動物は、どちらが利き手かを聞けるわけではありません。そこで観察に頼らざるを得なくなるのですが、1種類の課題を繰り返し測定する方法では、慣れが生じて本質的な行動なのか判断がつきません。身近な動物であるネコやイヌでも同様に、研究者を大いに悩ませています。

そんななか、アメリカでチンパンジー、ゴリラ、オランウータンに対し、課題や状況を同一にして誤差を可能なかぎり排除した実験が行われました。すると、オランウータンは左利き、チンパンジーは右利き、ゴリラは弱い右利きというデータが得られたのです。

もともとサルは樹上では左手でエサをとり、右手で姿勢を保持していました。そんなサルのうち二足歩行を始めた一部が、細かい手指動作に右手を使うようになって利き手が移行したものと推測されます。いまだに樹上生活者のオランウータンが左利きなのはそのためです。

「眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話」はこんな方にオススメ!

・子どもの左利きは矯正すべきなのか知りたい
・両利きの人がいるのはどうして?
・左利きは遺伝するのか?
・左利きの特徴とあるあるを知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』監/八田武志

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』
八田武志 監修

世の中に10人に1人の割合で存在し、すごい才能や特別な感性を備えた個性派−−−いわゆる「天才」が多いと言われる「左利き」。最新の脳科学では、右利きと明らかに違う、左利きの脳のしくみと違いが明らかになってきている。また、古今東西、スポーツをはじめ芸術や音楽、科学の分野などさまざまなジャンルで歴史に名を刻むような偉人も数多い。なぜ左利きになるのか、左利きの特徴など、「左利き」の実態と秘密に迫る!

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