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旧石器時代人にも利き手はあったのか!?左利きの割合は昔から変わらないのは本当?【左利きの話】

Text:八田武志

洞窟に残された手形から当時の人々の利き手を推測する

旧石器時代に生きていた現代人の祖先にも、はたして利き手はあったのでしょうか。フランスのペッシュ・メルル洞窟などの壁には、当時の人類が顔料を使ってつけたであろう手形が残されています。おそらく、その手形は利き手に顔料を持ち、壁に添えた反対の手にそれを吹き付けてできたと想像されます。

この前提のもとに、旧石器時代人の利き手の割合を想定する試みが行われました。その調査結果として、2003年の論文では、「手形343個のうち右利きと判定できるのは264個、左利きは79個」と報告しています。つまり、左利きはほぼ4人に1人の割合。

そして、研究者たちは学生149名を使って壁に手形をつけさせる実験をしてみました。同じ判定法を用いた結果、右利きは全体の77.1%、左利きは22.9%となりました。この数字は、古代人の割合とほとんど変わりません。ただ、当時の洞窟の手形は、同一人が何度も手形を残した可能性を排除できません。

よって、そこから利き手の割合を計算するには正確性に疑問が残るもの。とはいえ、右利きが多数を占める可能性を示すものであることには間違いありません。ほかにも、石器の摩耗の仕方や壊れ方、残された骨を調べることで利き手を推測する試みも行われています。

「眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話」はこんな方にオススメ!

・子どもの左利きは矯正すべきなのか知りたい
・両利きの人がいるのはどうして?
・左利きは遺伝するのか?
・左利きの特徴とあるあるを知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』監/八田武志

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』
八田武志 監修

世の中に10人に1人の割合で存在し、すごい才能や特別な感性を備えた個性派−−−いわゆる「天才」が多いと言われる「左利き」。最新の脳科学では、右利きと明らかに違う、左利きの脳のしくみと違いが明らかになってきている。また、古今東西、スポーツをはじめ芸術や音楽、科学の分野などさまざまなジャンルで歴史に名を刻むような偉人も数多い。なぜ左利きになるのか、左利きの特徴など、「左利き」の実態と秘密に迫る!

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