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乳幼児にも利き手はあるのか?利き手は発達するにつれ強化されていく【左利きの話】

Text:八田武志

7ヵ月の乳幼児がモノを掴むときの手に偏りが出るようになる

赤ちゃんは生後5ヵ月くらいになると、身近なモノに手を伸ばし、それを掴もうとする動作をよく見せるようになります。この手を伸ばす行為をリーチング、モノを掴んだり指で把握したりする行為をマニュピレーションといいます。

アメリカのある研究者は、この乳幼児のリーチングとマニュピレーションを観察することで、利き手がどのように決定されるかの検証を行いました。すると、生後7ヵ月の乳幼児でもマニュピレーションに使用手の偏りがあること、さらに、このとき見られた偏った手の使用は不変ではなく、発達するにつれて強められることがわかりました。

従来の利き手の発達理論は大きく3つありました。ひとつは「生得説」。利き手は完全に遺伝的に決められているもので、その後の発達段階で変化しないというものです。それから、「段階的発達理論」。乳幼児期で左右の手に機能差はなく、発達段階において明らかになるという説です。これは1990年代には否定的な意見が多くなっています。

3つめは2つの折衷的内容で、発達初期に若干の左右の機能差を想定し、それが個人の環境との関わり方によって変化するという説です。アメリカでの研究は、どうやらこの3つめの説を実証するものとなったようです。

「眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話」はこんな方にオススメ!

・子どもの左利きは矯正すべきなのか知りたい
・両利きの人がいるのはどうして?
・左利きは遺伝するのか?
・左利きの特徴とあるあるを知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』監/八田武志

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』
八田武志 監修

世の中に10人に1人の割合で存在し、すごい才能や特別な感性を備えた個性派−−−いわゆる「天才」が多いと言われる「左利き」。最新の脳科学では、右利きと明らかに違う、左利きの脳のしくみと違いが明らかになってきている。また、古今東西、スポーツをはじめ芸術や音楽、科学の分野などさまざまなジャンルで歴史に名を刻むような偉人も数多い。なぜ左利きになるのか、左利きの特徴など、「左利き」の実態と秘密に迫る!

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