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低気圧が近づいている時に出現しやすい「巻層雲」とは?

Text:岩槻秀明

雲本体はとても地味だが、美しいハロをもたらす

空の広い範囲をべったりと覆う薄い雲で、なんとなくぼんやりと白くかすんだように見えます。雲の輪郭がはっきりせず、どこからどこまで雲なのか、その境界は不明瞭です。

太陽は雲を通してもまぶしく、地面にはっきり影ができます。とくに薄いと、雲に覆われていても空が青く見えます。

巻層雲が出ていたら空をこまめにチェック!

雲は氷晶でできているため、太陽や月のまわりにさまざまなハロが現れます。巻層雲は薄く均一に広がるため、そこにできるハロはとても明瞭です。さまざまな種類のハロが時間差で次々と現れ、ときにレアな種類のハロが出ることもあります。巻層雲が出ているときは、こまめに空を眺めるとよいでしょう。

ただし、巻層雲越しの太陽はとてもまぶしいものです。ハロの観察時は、太陽を手や物で隠すなどして、直視しないようにしてください。

ぼんやりとした雲だけど模様ができることも

巻層雲は全体的にぼんやりとしていて、メリハリのない雲です。しかしよく見ると、ときにすじ状の模様が混じったり、漣のような模様が出たりすることもあります。

出典:『雲の図鑑』著/岩槻秀明

【書誌情報】
『雲の図鑑』
岩槻秀明 著

公開日:2021.11.16