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考えてみると違いが分からない!「氷雨」と「雨氷」って何が違うの?

Text:岩槻秀明

雨粒が落下途中で凍る凍雨と、地物にぶつかった衝撃で凍りつく雨氷

関東地方など太平洋側で降る雪は、おもに本州の南岸を通過する低気圧(南岸低気圧)によってもたらされます。雲の種類は主として乱層雲です。

低気圧周辺は、暖気と寒気が入り組み、気温分布がとても複雑です。この複雑な気温分布が、ときに凍雨や雨氷といった珍しい現象をもたらします。

凍雨は、雨粒が落下中に冷たい空気に触れて再凍結したもの。直径数ミリメートル程度の透明で球形の氷の粒です。

一方で氷点下でも凍結せず、雨(液体の水)として降ることもあります。これを「過冷却な雨」といい、雨粒は地面や地物に当たると速やかに凍りつきます。これが雨氷です。

出典:『雲の図鑑』著/岩槻秀明

【書誌情報】
『雲の図鑑』
岩槻秀明 著

公開日:2021.11.19