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どのくらい見えたら「もや」でどのくらい見えないと「霧」になるの?

Text:岩槻秀明

視程が1km未満なら霧、1km以上なら、もや

霧ともやは、地表付近に微細な水滴(0.001~0.1mm)が多数浮遊し、見通しが悪くなる現象です。両者の違いは、どのくらい遠くまで見通せるか(視程)です。

視程1km未満であれば霧、1km以上であればもやです。濃い霧によって交通機関などに影響を及ぼすおそれがあるときは、気象庁から濃霧注意報が発表されます。

視程1km未満であれば霧、1km以上であればもやです。濃い霧によって交通機関などに影響を及ぼすおそれがあるときは、気象庁から濃霧注意報が発表されます。霧粒は空気中のわずかな流れに乗って、いつまでも漂い続けます。霧に包まれると、多少しっとり感じるものの、完全に濡れてしまうということはありません。

霧はその発生メカニズムにより、大きく放射霧、移流霧、蒸気霧、前線霧、上昇霧の5つに分けられます。

放射霧は、放射冷却によって冷え込んだ朝、空気中の水蒸気が霧粒となって漂ったもので、雨上がりによく見られます。日が昇ると急速に消散します。水面の上に暖かい空気が流れ込むと移流霧が、冷たい空気が流れ込むと蒸気霧が発生します。冬の朝、川面や海面から立ち昇る湯気のような霧は蒸気霧の一種です。

前線霧は温暖前線によって雨が降っているときに、上昇霧は湿った空気が山肌を昇ったときに発生する霧です。

出典:『雲の図鑑』著/岩槻秀明

【書誌情報】
『雲の図鑑』
岩槻秀明 著

公開日:2021.11.21