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台風が接近している時に空に現れる「積雲」の特徴とは?

Text:岩槻秀明

白い綿を浮かべたような、もくもくとした雲

もくもくとした白い雲で、底の部分は陰影によって黒っぽくなっています。上に向かって成長する雲で、
ときにとても背が高くなります。これが積雲の雄大雲で、しばしばピンポイントでシャワーのような雨を降らせます。

地面付近の空気が暖かく、上のほうの空気が冷たいとき、その温度差を解消しようと上下方向のかき混ぜ(対流)が起こります。積雲はその対流に伴って発生する雲です。

晴れると日射の影響で地面付近の空気が暖められるため、積雲が浮かびやすくなります。上空に寒気が流れこむなどして上下の温度差がとくに大きくなると、対流もさかんになり、積雲は大きく成長し、しばしば積乱雲へと発達します。

冬将軍到来時は上下方向の温度差を もやもやとした輪郭に

冬は、寒気の到来とともに積雲が次々と発生し、日本海側に雪を降らせます。積雲はふつう水滴からなる雲ですが、低温下では氷晶が多くなります。この氷晶があちこちに散らばると、輪郭がもやもやとした感じの雲になります。

出典:『雲の図鑑』著/岩槻秀明

【書誌情報】
『雲の図鑑』
岩槻秀明 著

公開日:2021.11.22