寝室でゴロゴロ勉強してもいい!?①
子どものやる気を下げる声のかけ方をしていませんか?
勉強でもっとも大切なことはなんだと思いますか。
それは、勉強したことを理解し、マスターしていることです。
ところが、多くの親御さんは、プロセスも整えようとしていて、子どものやる気を削いでしまっています。
たとえば、
- 姿勢が悪いと注意する
- 鉛筆のもち方を正そうと強制する
- 「寝っ転がってダラダラしない!」と怒る
などです。
これらはたしかに間違ってはいません。わたしたち大人が子どもの頃に親から聞かされていたことだと思います。
しかし、こういった細かい部分にこだわって子どもを叱っていると、本質を見誤り、表面的な対応のみで子どもは勉強嫌いになってしまうのです。
姿勢やお箸のもち方も正しいことを教えてあげることは必要なことです。上手に教えてあげるといいでしょう。厳しくする以外の方法はないだろうかと考えてみてください。
どうしたら子どもがやりたくなるだろうかという視点を入れてみると、その子にあった方法が見つかるはずです。
うまくいかないからといって、細かなところまで叱りながら注意するのは控えましょう。
【出典】『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』著:石田勝紀
【書誌情報】
『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』
著:石田勝紀
本書『頭のよい子の育て方』では、「頭のよい子」とは、単に学力や成績が優れた子どもを指すのではなく、その子自身の特性やタイプに応じた能力や個性が発揮されている状態を意味すると提案します。著者は、親として子どもの個性に合わせた育児の重要性を強調し、シンプルで無理のない生活環境を整えることが、子どもの健全な成長を促す鍵であると説いています。また、親の都合で育児を進めるのではなく、子どもの特性に合ったアプローチが必要であることを具体的な例を交えて解説しています。子どもの成長をサポートするための実践的なアドバイスが満載の一冊です。
公開日:2024.09.22
