赤ちゃんの言語教育
コラム① 0歳児の1年は話すための準備期間
赤ちゃんに口元を見せる
赤ちゃんは人の口元を見て言語を吸収しているので、口元を見せながら話しかけましょう。自分の行動や思っていることなどを実況するだけでも、赤ちゃんの言語教育になります。
難しい言葉を使う
言語の敏感期には難しい言葉もどんどん吸収します。赤ちゃんだからと簡単な言葉に言い換えず、さまざまな言葉を使いましょう。そうすることで、子どもの世界が広がっていくのです。
赤ちゃん言葉を使わない
小さい頃にごはんを「マンマ」と教えられたのに、大きくなってから「マンマじゃなくてごはんだよ」といわれたら、子どもは理不尽に感じてしまいます。一般的な言葉や正式名称を使いましょう。
赤ちゃんの気持ちを代弁する
赤ちゃんが泣くのは、何か不快なことがあると伝えたいから。そこで大人は泣く理由を想像し、「おなかすいたね」と代弁してあげましょう。赤ちゃんはそういえばいいんだと学ぶことができます。
身体の部位を伝えて、触れる
赤ちゃんとかかわるときには、「おむつを替えるよ」「右足をふこうね」「頭からシャワーをかけるよ」など、身体の部位について話をしましょう。すると、赤ちゃんはそれらの言語を吸収して、自分の身体のどの部分がどういう名前なのかが何となくわかるようになります。くわえて、次はどこをどうされるのかを予測しやすくなり、安心感も得られます。
【出典】『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』監修:北川真理子
【書籍情報】
『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』
監修:北川真理子
モンテッソーリ教育は、多くの教具や教材を使用し、子どもが自ら発見し学べる環境を提供する教育方法です。モンテッソーリ園では、異年齢の子ども同士の関わりも重視され、優しさや思いやりが自然に育まれます。しかし、家庭では教具を揃えるのが難しく、環境も十分ではありません。本書では、家庭でできるモンテッソーリ教育の要素を取り入れた知育遊びを紹介。特に指先を鍛える遊びが中心で、これにより将来の鉛筆や箸の使用に役立ちます。子どもが興味を示さない場合は、全身運動を取り入れてから再挑戦するのがおすすめです。本書が子どもの成長と自立をサポートする一助となることを願っています。
公開日:2024.07.09
