~成績重視から自己実現へ~
文化人などのマネージメント及びプロモーション業務をおこなう芸能プロダクション、株式会社ジャスティスジャパンエンターテイメント(本社:東京都港区、代表取締役:瀬川 丈)は、子どもと保護者、学校の間に立ち、中立的な立場で子どもと向き合う塾講師に向けて教育の実態調査を実施しました。
本調査では、通塾生徒の価値観や学びのスタイルが、これまでの「成績至上主義」から「自己実現」へとシフトしている傾向があることが分かりました。
また、難関校を目指す生徒から不登校生徒まで、学習に悩む子どもたちの寺小屋塾『遊成塾』代表のコメントを交えながら、教育環境の変化への対応策について紹介します。

調査結果サマリー
(1) 生徒の学習意欲の多様化が進んでいる
- 「学校教育への不満や不足感を感じている」生徒は26.7%と高い割合。
- 同時に「成績ではなく自己実現を重視する」(13.35%) や「自分に合った学びを探す能力が高い」(12.85%) という生徒も一定数おり、「無駄を省き、自分に合ったやり方で成果を出したい」という価値観が変化している。
(2) 学びの選択肢が拡大している
- 「学習プランの個別化」(26.95%)、「多様な学習スタイルへの対応」(17.88%)など、塾側も多様なニーズに応えるため変化している。
調査背景
今回の調査は、子どもと保護者、学校の間にたち中立的な立場で子どもと向き合う塾講師を対象に、α世代の子どもたちの学習意欲の変化を把握するために実施しました。
【調査概要】
調査テーマ:令和の教育実態と学びの多様化
調査対象者:20歳から60歳以上の男女塾講師(パートアルバイト・塾経営者含む)397名
調査期間:2025年1月20日~2025年1月22日
調査方法:インターネットによる調査
調査エリア:全国
■生徒の学習意識の多様化が進んでいる
「学校教育への不満や不足感を感じている」(26.7%)、「短期的な成果を求める傾向がある」(25.19%) 生徒は高い割合であるものの、同時に 「趣味や課外活動を重視し、効率よく学びたい傾向にある」(16.12%)、「成績重視ではなく自己実現を重視している」(13.35%)、「自分に合った学びを探す能力が高い」(12.85%) という生徒も一定数おり、「無駄を省き、自分に合ったやり方で成果を出したい」という価値観の変化が生じていることが読み取れます。
一方で、「外部の情報(SNSやネット情報)に影響を受けやすい」(22.92%)、「自己肯定感が低下している」(20.40%)、「目標がない」(17.38%) という課題も浮き彫りになりました。

ご自身の学生時代と比べ、通塾生徒に感じる変化は何ですか?
■学習塾も多様な学習を提供している
「学習プランの個別化」(26.95%)、「多様な学習スタイルへの対応」(17.88%)など、学習塾側も多様なニーズに応える取り組みをおこなっていることが分かりました。また、勉強を教えるのみではなく、特別なニーズを持つ生徒への配慮、保護者との連携など、中立的な立場で子どものサポートをおこなっていることが分かりました。

生徒の多様性に対応するための主要な取り組みは次のうちどれですか?
調査のまとめ
今回の調査では、「趣味や課外活動を重視し、効率よく学びたい傾向にある」(16.12%)、「成績重視ではなく自己実現を重視している」(13.35%)、「自分に合った学びを探す能力が高い」(12.85%) といった生徒の学習意識の多様化が進み、成績にこだわらず自己の経験を大切にする傾向が強まっていることが浮き彫りとなりました。
また、「学習プランの個別化」(26.95%) や 「多様な学習スタイルへの対応」(17.88%) など、学習塾でも生徒一人ひとりに合わせた教育方針が広がっていることが分かりました。
一方で「外部の情報(SNSやネット情報)に影響を受けやすい」(22.92%)、「自己肯定感が低下している」(20.40%)、「目標がない」(17.38%) という課題も存在し、今後の教育環境においては、子どもたちが自分の価値をどのように認識しながら学び続けるかが重要なポイントとなります。
『遊成塾』の多様な学習法を解説
時代とともに保護者や子どもたちが教育機関に求めることが変わっていく中で、さまざまなニーズに応じて学習塾も多様な学びを提供できるよう変化が必要とされています。
『遊成塾』では、難関校を目指す生徒から不登校生徒まで、学習に悩む子どもたちの寺小屋塾として、子どもの将来につながる教育を考えサポートしています。
『遊成塾』で実践しているα世代の子どもたちに寄り添う学習法をご紹介します。
■学校を偏差値で選ばない
進学先を決めるときに、偏差値だけで学校を選ぶのではなく、自分の考えや将来の目標に合った学校を選ぶことが大切です。また、成績表、平均点、模試の判定など数値化されたものを極力気にさせないようにすることで、自己肯定感を高めて受験勉強に臨むことができます。
1. 受験勉強に集中できる
頭の中を整理し、納得して選んだ学校だからこそ、受験へのモチベーションが高まり、努力を続けやすい。
2. 入学後も前向きに取り組める
自分で決めた進路の場合、入学後も充実感を持って学校生活を送りやすく、途中で進路を変えることがあっても「無駄だった」とは思わない。
3. 学校に対する満足度が高い
自ら選んだ学校には「選択支持バイアス」が働き、不満を感じにくい傾向がある。逆に学校を美化することもある。
4. 専願受験の方が合格しやすい
志望度の高い学校では成績が伸びやすい傾向があり、それを学校側も考慮するため、併願よりも専願の方が合格しやすくなっている。

学校を自分で選択する
■『遊成塾』の思考力を養う教育メソッド
1. 進学校入学後、学年テストで低順位となり通塾した生徒の事例
◆問題点
・自分を「できない子」と思い込み、自己肯定感が低下。
・授業中、疑問に思ったことをすぐに解決できず、理解が遅れる。
・周りの生徒は先生の指示通りにできるのに、自分だけ違うと感じ、孤立感を抱く。
・疑問があっても先生に聞けず、学習が停滞。
◆解決策
・本人の学力を客観的に確認
実際に問題を解かせると、理解力があり「できる子」だと分かった。
・学習スタイルの違いを認める
よく考えるタイプであることを理解し、個性として肯定。
・疑問を放置しない仕組み作り
授業中に解決できない疑問をメモし、全て塾に持ってくるよう指示。
・安心して質問できる環境を提供
先生に聞けなかったことを塾で解決し、学習の遅れを取り戻す。
◆成果
・「自分はできる」と自信がつき、前向きに学習に取り組むことができるようになる。
・疑問を解決する習慣がつき、授業についていけるようになる。
・不登校気味だったが、学校にも行くようになった。

事例1:進学校入学後、学年テストで低順位となり通塾した生徒の事例
2. 偏差値50から医学部を目指した学生の事例
◆問題点
・高1の終わりの時点で医学部志望ではなく、将来の目標が明確でなかった。
・勉強の「やり方」だけでなく、「なぜ学ぶのか?」という意義を見出せていなかった。
・目標がないため、学習へのモチベーションが上がらず、漠然とした不安を抱えていた。
◆解決策
・マインドセットの変革
勉強方法だけでなく、将来の考え方や物事の捉え方を広い視点で伝える
・学習の意義を伝える
受験の意義を理解できるまで説明し、学びに対するモヤモヤを解消。
・必要な学習を明確にする
数学・化学・生物の学習が将来どのように役立つのかを、社会とのつながりを示しながら説明。
・自分で決断させる
医者の本質を説明し、それに適性があるかを考えさせる。
◆成果
・自身の進路について徹底的に調べ、考えさせたうえで、「最終的に決めるのは本人」として決断させる。
・高3の中頃に医学部を志望する決断をし、本格的に受験勉強に集中。
・見事志望校に合格。

事例2:偏差値50から医学部を目指した学生の事例
遊成塾代表コメント

遊成塾代表 高松 範行
遊成塾代表 高松 範行
難関校を目指す生徒から不登校生まで、学習に悩む子どもたちの寺小屋塾『遊成塾』代表。一人ひとりの個性を尊重し、「自信を伸ばして成績を上げる」指導を徹底。生徒自身が主体的に学び、自己実現へとつながる学習環境を提供している。
今回の調査では、一見するとネガティブな側面が目立つようにも見えますが、実際にはα世代の学びの価値観が変化していることを示していると考えています。
学校への不満が多い背景には、「より実践的な学び」や「個々の強みを伸ばす学習」への関心が高まっていることが挙げられます。また、「短期的な成果を求める傾向」は、単なる焦りではなく、情報社会の中で多くの選択肢を持ち、「無駄を省きながら、自分に合った学び方で成果を出したい」という合理的な価値観の変化を反映していると捉えることができます。
特に近年の子どもたちは、「成績至上主義」から「自己実現のための学び」へと意識をシフトさせています。学歴は依然として重要視されていますが、それ以上に「自分の価値観を大切にしながら学びたい」と考える生徒が増えてきました。
また、成績についても、単なる数値としてではなく「成長の指標」として捉えることが重要です。過去の自分と比較しながら前向きに学び続けることで、自己肯定感を高めることができます。
今後の教育環境においては、子どもたちが主体的に学び、自分に合った学習スタイルを確立できるようなサポートがますます求められていくでしょう。
『遊成塾』HP:http://www.yusei-juku.com/
プロフィールページ:https://jje.co.jp/Noriyuki_Takamatsu
会社概要
株式会社ジャスティスジャパンエンターテイメントは、俳優、タレント、モデル、歌手、声優、文化人など、多彩な才能を擁する芸能プロダクションです。マネジメント業務をはじめ、キャスティング、舞台制作、イベント企画・運営など、エンターテイメント業界における幅広い事業を展開。才能の発掘・育成を通じて、業界のさらなる発展と新たな価値の創造に挑戦し続けています。
株式会社ジャスティスジャパンエンターテイメントHP:https://jje.co.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
公開日:2025.03.13
