CASE08 屋内のLEDと屋外の太陽光それぞれの強みを生かせばバランス良く育成できる

①② 屋内では吊り下げタイプのスポットライトをメインに使用して、植物を棚に並べて育成。ライトの性能にもよるが、植物とライトは40cm の距離を離して照射。子株の場合は30cm ほどで直射している。
育成植物 | グラキリス、アガベ、ビカクシダ |
使用機材 | ◎ LEDライト/ BARREL「AMATERAS」、中国製のLEDライト ◎その他機材/中国製のファン |
LEDライト 使用方法 | ◎使用時間/ 15 時間(タイマー制御) |

③ ライトと植物の距離感を保つために、アームやアタッチメントで延長させている。satopakipoさんはSNSなどでライトのアレンジをシェアすることで、ライトのアレンジ方法やより良い設置の情報を集めている。
屋内のLEDも屋外の太陽光もバランス良く取り入れたい
季節ごとに太陽光とLEDで植物を育成するsatopakipoさんは、LEDを使った屋内栽培は、きれいに育成できるところが一番の利点だと言います。「さまざまなメーカーが植物用ライトを開発していて、選択肢の幅が広がっているのもありがたいですね」。屋外栽培は天候の影響で水分調節が難しくなったりしますが、太陽光の下だと植物が大きく育ちやすいなどのメリットもあります。「グラキリスは冬はほとんど生長しませんが、外に出してあげると葉が厚くなり、量も増えてカッコ良くなります」とsatopakipoさん。アガベは屋内育成の方が安定しやすいそうですが、satopakipoさんは日光に当ててあげたいという気持ちを優先して、4月には屋外に出すそうです。

④ 水やりをほとんどしない冬の間はグラキリスは生長しないが、春に屋外に出すとLEDを使った屋内栽培より大きく生長する。

⑤⑥ 丘の上にあるマンション屋上のペントハウスで屋内・屋外を併用して栽培。風通しが良好な東向きの屋根無しバルコニーがあり、そこで4~11月下旬までは植物棚7台を使って雨ざらしのまま育成。12~3月末は屋内のLED育成に移行している。
【出典】『LED LIGHT 室内栽培基本BOOK』著:日本文芸社(編集)
【書誌情報】
『LED LIGHT 室内栽培基本BOOK』
著:日本文芸社(編集)
本書は、観葉植物の歴史から最新のLEDライトを使った室内栽培法まで、幅広く解説した一冊です。古代文明から続く観葉植物の文化は、現代においても多くの人々に愛され、特にLEDライトの普及により、室内でも多様な植物が栽培可能となりました。光の重要性や具体的な栽培方法を紹介し、実際にLEDライトを使って栽培を楽しむ人々の成功例やアドバイスを掲載。初心者から上級者まで参考になる内容が詰まっています。
公開日:2024.10.18
