感謝を伝える
言いかえPOINT
「ありがとうございます」はお礼を伝える定番フレーズ。コミュニケーションには欠かせないフレーズですが、より丁寧に気持ちを伝えるなら、「心より感謝申し上げます」や「感謝してやみません」「感謝の気持ちでいっぱいです」などの言い方を使い分けましょう。直前に「○○していただき~」と添えると、さらにスマートです。
言いかえPOINT
「お世話さまです」は砕けた表現なので、少し敬意に欠ける印象です。部下や後輩、上下関係のない相手に対して使うのはOKですが、目上の人や社外の人に対して使うのは控えましょう。「お力添え」は、「力を貸してもらい」という意味。お世話になった感謝を伝えたいときにぴったり。プライベートでも使えます。
言いかえPOINT
「すみません」は申し訳ない気持ちを含む言葉なので、お礼を伝えるには不向き。素直に「ありがとうございます」と伝えましょう。「わざわざ」は、ときとして上から目線だと受け取られ、相手に不快感を抱かせてしまうことがあります。「お忙しいところお時間をいただき~」と言うのがオススメです。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗
【書誌情報】
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』
著:山口拓朗
「何か言われてもうまく返せない」、「言葉足らずでイラッとさせてしまう」、「怒らせないように断りたい」…など、会話でのモヤモヤは日々実感する最も身近なストレスといえます。本書は、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介する事典です。
会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りが増えても、SNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。
新社会人、初めて部下を持つ管理職などのビジネスパーソンはもちろん、人間関係の悩みを持つすべての方に役立つ内容です。
言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください!
公開日:2024.12.05
