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【パラスパレス】ショッパーはオリジナル風呂敷。持ち帰り後の活用方法をSNSで発信。

(株)カイタックインターナショナル パームスカンパニ
「風呂敷?」「どうやって持って帰るの?」と驚かれることの多い、風呂敷での包み。店舗では洋服に合わせてバッグの形に包むのがスタンダード。古き良き日本の文化を現代の生活に融合させるパラスパレス。




パラスパレスは、日本のものづくりを中心に据えた服を企画するブランド。買い物の際に、包みを風呂敷か紙袋か選んで持ち帰ることができるようにしたのは、20年以上前のブランド創設時から。今でこそSDGsが謳われるようになり、環境に配慮したショッパーの素材や、マイバッグの持参を促すことが一般的となった。しかしながら風呂敷は、それよりもずっと以前から、日本に根付く「包む」文化のひとつである。

風呂敷に包みお渡しすることは、パラスパレスというブランドを知ってもらうことが目的のひとつでもある。包む間に会話が生まれ、風呂敷を通してより詳しくモノづくりの紹介ができ、販売員と顧客とのコミュニケーションがより円滑になる。

3年毎に、柄を刷新。イベントで限定柄を出すことも。

樽や瓶など丸みのあるものも包むことができる。

正方形の布一枚だからこその自由度の高さがあり、「包む・結ぶ・広げる」と、暮らしの中で幅広く活用できる。ショッパーとして、購入した商品を包み持ち帰った後は、自由に再利用してもらえる。

そのまま広げてテーブル掛けやクローゼットの中の洋服のホコリ除けにしたり、旅行の際の仕分けに服を包んだり、はたまた針仕事が得意な方はポーチやエコバッグなど新たな物を生み出すことも。SNSにパラスパレスの風呂敷から生まれた力作を掲載し、実際に店舗に持参してくれる顧客もいる。

しかし、まだまだその活用方法については普及しておらず、包み方や使い方を聞かれることが多い。そのような、「活用法を教えてほしい」という声に応えるかたちで、パラスパレスの公式InstagramとYouTubeで公開した風呂敷の活用法は、現在のところ第2弾まで。第3弾を9月12日に公開する。

左:大サイズ(大判スカーフサイズ)は、アウターなど大きいものも包めるサイズ。四季をイメージした桜・百合・菊・椿の姿を描いた柄。 右:小サイズ(バンダナサイズ)は、「小さなサイズだから柄も小さく」ではなく、逆に「大きな花でいっぱいにしてみよう」というデザイナーの気持ちから生まれた柄。

風呂敷の歴史は古く、「風呂で敷かれた」と言われるはじまりから、現在の「包む」という文化に至った経緯も諸説あり、それらを調べてみるのも興味深い。パラスパレスで「服を買う」だけではなく、日本文化のひとつを知るきっかけとなることを願い、活用法の発信を続けていきたい。