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今週末!千葉県松戸市の市民参加型国際アート&サイエンスフェスティバル『科学と芸術の丘』〈10/25(金)~27日(日)〉注目アーティストが語る見どころをいち早く紹介

科学と芸術の丘実行委員会
国指定重要文化財「戸定邸」をメイン会場に、世界的メディアアートの文化機関アルスエレクトロニカと共同キュレーション。クリエイティブなお店が出店する丘のマルシェ他を開催!




『科学と芸術の丘』は、市民が中心となって立ち上げ運営する国際アート&サイエンスフェスティバルです。7回目を迎える2024年は「City of Artists ~つくるをひらく~」をテーマに、最新の科学、芸術、自然を体感できる内容となっています。

メイン会場で行われるエキシビジョンでは、世界的なメディアアート文化機関であるアルスエレクトロニカと共同でキュレーションした、国内外のアーティストの作品を展示します。

西アフリカの織物とコンピューティングを組み合わせた、伝統と革新をテーマにした体験が楽しめる「Nosukaay」。「REPETAE: EVERY POEM STARTS WITH A SEED」はAIと人間による新たな詩やアートの生成プロセスを示し、アナログな手書き文字とコードを融合させたトランスヒューマン言語「CURSIVE BINARY」は新旧、有機性/自動化など、様々な二項対立を表現します。「Bridge 2040」は、未来へのビジョンやアイデアづくりを年齢問わず楽しめるカードゲームで、ワークショップで体験することができます。

また、同時にフェスティバルを企画・運営するゼロファクトリアルがキュレーションした作品の展示も行われます。インタラクティブな作品「Balen(ciaga) I belong」は社会の格差や不可視化された存在をフィルターを通じて私たちに映し出します。「the blink stone」は触れると光る石を用いて、人間と石という異なる時間軸に思いをはせる作品です。「エクセルアート」は、エクセルという多くの人が使うパソコンソフトを用いたアートとして、まさに「つくるをひらく」を象徴する作品となっています。


メインエキシビジョン参加作品のアーティストとディレクターコメントをもとに、本芸術祭の見どころをご紹介します。

公式サイト:
https://science-art-matsudo.net/
アーティストコメント&見どころ
※アーティスト本人による作品解説のほか、清水陽子氏(全体監修/Ars Electronica Futuerlab Key Researcher & Artist)、海野林太郎(展示ディレクター)による解説をもとにご紹介します。
■Nosukaay / Diane Cescutti(清水陽子氏による作品解説)
【Ars Electronica Selection】
フランス人作家Diane Cescutti(以下敬称略)による作品「Nosukaay」は、プリ・アルスエレクトロニカのインタラクティブアート・プラス部門でゴールデンニカ賞を受賞した作品です。西アフリカの織物とコンピューティングを組み合わせ、伝統と革新をテーマにしています。織物自体に電気が通る糸が織り込まれており、織物に触れることでキーボードのように操作することができます。スクリーンには「Nosukaay」という架空の「機械の神」が表示され、指示に従って操作を進めると、ゲームのように場面が展開します。ユーザーとのインタラクションを通じて、コンピューティングの歴史や文化、数学と芸術について学ぶことができる作品です。






■REPETAE: EVERY POEM STARTS WITH A SEED / Sasha Stiles(清水陽子氏による作品解説)
【Ars Electronica Selection】
アメリカの詩人Sasha Stilesは、言語と芸術の関係を探求しており、生成AIとコラボレーションして詩を作る新しい制作プロセスに挑戦しています。「REPETAE」シリーズは、一つの詩の種(フレーズ)から始まり、そのフレーズが徐々に増えていく様子を表現しています。絵画のように館内の各所に展示された「REPETAE」シリーズは、少しずつフレーズが増えていき、観客は戸定邸の中を回りながら、詩が進化する過程を追体験できます。そして最後に、没入型のプロジェクション作品「CURSIVE BINARY」が会場一番奥の離座敷棟にあり、空間全体を通じた新しい詩の体験につながっていきます。



■CURSIVE BINARY / Sasha Stiles(清水陽子氏による作品解説)
【Ars Electronica Selection】
Sasha Stilesの作品「CURSIVE BINARY」は、詩を0と1のバイナリーコードに変換し、それをさらに筆記体で書くという独特な表現方法を用いています。彼女は機械的なシグナルと有機的なフォルム、言語と芸術の関係性について、最先端のコンセプトを取り入れながら探求しています。通常、公共空間や都会的な空間で展開されることが多いこの作品ですが、今回は戸定邸という伝統的な日本家屋の空間の中でプロジェクションされ、伝統と革新の調和を楽しめる機会となっています。清水氏は「作家自身も、この空間の中で作品の新たな魅力が引き出されるのではと期待している」と話しました。



■Bridge 2040 / Peter Haider, Denise Hirtenfelder, Nicolas Naveau and Maria Pfeifer (Ars Electronica Futurelab)
【Ars Electronica Selection】
Bridge 2040」は、若者とシニア世代の人々が一緒に社会問題に対するアイディアを出し合うためのワークショップツールです。Denise Hirtenfelder率いるアルスエレクトロニカ・フューチャー・ラボの研究員数名が集まり開発されました。

▲アルスエレクトロニカ・フューチャー・ラボのDenise Hirtenfelder

ワークショップでは、参加者がカードを引いて架空の人物やトピックを決め、その人物の視点から2040年の社会をイメージしながら様々なストーリーやアイデアを出しあい、発展させていきます。このワークショップは元々若者とシニア世代の橋渡しを目指して作られましたが、未来の多様な課題に対するアイデア創出に繋がるとされ、現在はビジネスパーソンやクリエイターなど、様々な人々に活用されています。今回のフェスティバルでもDenise自身がファシリテーターを務めるワークショップを体験することができます。



■Balen(ciaga) I belong / Sareena Sattapon

▲作品の説明を行うSareena Sattapon

タイ出身のアーティストSareena Sattaponによる「Balen(ciaga) I belong」は、「見えること・見えないこと」をテーマに制作されました。白い画面が映るモニターに、画面の前に置かれたフィルターのようなものをかざすと映像が見えてくるという、インタラクティブな作品です。この映像では東南アジアの労働者がよく使うレインボー柄のバッグが描かれていますが、画面の奥にいる労働者階級の象徴を持った彼らは、フィルターを介さなければ鑑賞者の目には写りません。フィルターを介して見るというインタラクションそのものの面白さが、より「見える・見えない」というテーマを深め、社会の格差や不可視化された存在を表現することにつながっています。



■the blink stone / 金箱 淳一、首藤 圭介

▲左から金箱淳一、首藤 圭介

アーティストの金箱 淳一、首藤 圭介による「the blink stone」は、触れると光る石に自由にさわったり蹴ったりできる、体験型の作品です。石は太陽光で発光するよう設計されており、電源やケーブルを必要としません。
この作品は「時間感覚の違い」をテーマとしています。人間の一生は石から見れば一瞬で、石は長い年月をかけて形を変えていきます。石の視点から人間の一生を見たとき、どのように見えるかということを考えながら作られました。
さらに近年、この石を作ったり石蹴りのワークショップも開催されるなど、この作品をきっかけに、様々な「つくる」機会も設けられており、アーティストと鑑賞者の間のような「中庸」の存在を生み出していきたいと二人は話します。



■エクセルアート / 若宮 正子(海野林太郎による作品解説)



若宮 正子は著名なアーティストであり、世界最高齢のプログラマーとしても知られています。彼女は60歳前後で母親の介護をきっかけに銀行員を退職し、周囲との連絡手段としてパソコンを始め、徐々にインターネットと深く関わっていくようになります。エクセルで絵画を描く方法、「エクセルアート」という手法を開発し、今回は、実際に描いたエクセル画面の他、データを使ったバッグや洋服なども展示しています。彼女は作り方をインターネット上で共有し、ワークショップも開催してエクセルアートを広めており、まさに今回のフェスティバルのテーマ「つくるをひらく」を象徴する存在と言えるでしょう。



ディレクター&キュレーター コメント
■関口智子(総合ディレクター/一般社団法人ゼロファクトリアル代表理事)



「科学と芸術の丘」は2018年から始まり、今年で7年目となります。このフェスティバルの大きな特徴は、「市民が主体となって立ち上げた芸術祭」という点です。本イベントの初代ディレクターでもある清水陽子氏が松戸市に拠点を構えた際に、この街でアートやサイエンスをテーマにしたフェスティバルをやりたい、と市内事業者やアート団体と一緒に行政や街の人々に提案したところからスタート。毎秋継続的に開催し続けることができました。今年は松戸市の文化施策の1つとしても取り上げていただいており、来年以降も見据えてより一層盛り上げていきたいと考えています。

■清水陽子 (全体監修/Ars Electronica Futuerlab Key Researcher & Artist)



このフェスティバルの立ち上げに関わり、松戸市、市民の皆さんの持つ創造性やクリエイターの方とのコラボレーションを大切に育んできました。今年7年目を迎え、多くの人々が集まる場となったことをとても嬉しく思っています。
アルスエレクトロニカは、オーストリアのリンツ市を拠点に、毎年様々なヨーロッパのクリエイティブなアワードの運営にも関わっています。「科学と芸術の丘」ではアルスエレクトロニカセレクションというアーティストのキュレーションを行いました。今年のテーマである「City of Aritists~つくるをひらく~」のヒントになるアーティストやプロジェクトを招待しておりますので、ぜひ多くの方に体験していただきたいと思っています。

■海野林太郎(展示ディレクター/美術作家、カタルシスの岸辺)



今年のフェスティバルのテーマは「City of Aritists~つくるをひらく~」です。「アーティスト」という言葉は、元々「何かをつくる人」という意味だったそうです。誰もが「つくる」、即ちアーティストになる瞬間があるということをこのフェスティバルを通じて共有することができれば、それは社会的にとても意義があることなのではないかと感じています。
今回はそうした視点をもとに、アルスや様々な方との協力をもとに、世界各国からアーティストをお呼びして展示を作ることができました。各アーティストの様々な「つくる」や「ひらく」に対するアプローチをお楽しみいただけたらと考えています。
『科学と芸術の丘』は戸定が丘歴史公園、戸定邸、松雲亭をメイン会場に10/25(金)から27日(日)まで開催します。
エキシビジョンの他にも、メイン会場・戸定が丘歴史公園では「丘のマルシェ」が行われクリエイティブな発想で活動するカフェやショップが出店するほか、参加型プログラム『Stage』、聴覚によらない音の鑑賞方法を提案する金箱淳一の作品「touch the sound picnic」も体験していただけます。さらに松戸の街中では様々なイベントが同時開催。春雨橋親水広場では「言の葉」をテーマにした「坂川ながるるブックマーケット」や、親子向けの映画上映「坂川ながるるシネマ」、市内のお店や来場者が参加できる「つくるをひらく地図づくり」などが行われます。
市民が主体となってつくりあげる国際フェスティバル「科学と芸術の丘」をどうぞお楽しみください。

《Information》
名称:科学と芸術の丘 2024
日時:<本祭>2024年10月25日(金)/ 26日(土)10:00 ~ 16:30 、27日(日)10:00 ~ 16:00
会場:千葉県松戸市(戸定が丘歴史公園、戸定邸、松雲亭、松戸市内店舗 )
*トーク、ワークショップなどへの参加は別途予約が必要です。

URL:https://science-art-matsudo.net/

< メイン会場:戸定が丘歴史公園、戸定邸、松雲亭 >
開催期間: 2024年10月25日(金)~10月27日(日)
料金:一般 1,000円、高校生・大学生 900円、松戸市市民割 500円(在住/在勤/在学の方)、中学生以下 無料
*一般、高校生・大学生の当日券は500円増し
*トーク、ワークショップなどへの参加は別途予約が必要です。

プログラム:エキシビジョン、トーク、ワークショップ 他
出展アーティスト:Diane Cescutti、Sasha Stiles、Peter Haider/Denise Hirtenfelder/Nicolas Naveau and Maria Pfeifer (Ars Electronica Futurelab)、Sareena Sattapon、金箱淳一+首藤圭介、荒川弘憲、田所淳、吉田桃子

トーク登壇者:小玉 典彦、波田 寿一、清水陽子、金箱淳一、Sareena Sattapon、Denise Hirtenfelder(Ars Electronica Futurelab)、Sasha Stiles、Diane Cescutti、若宮正子、関口智子

ワークショップ講師:遅四グランプリ実行委員会、千葉大学大学院園芸学研究院 応用昆虫学 野村昌史研究室

丘のマルシェ出店:Cafe Artisan、LIVING Coffee and Bagels、パンとおやつのマルサン堂、自然素材yosagena、畑cafeランタナby眞嶋農園、niko pan kobo、LALLA AICHA、foo cafe、ヽ3108、Daily Lemonade、亀吉農園+農園よりどり、amaino、おかしのおうち Fancy You、どらやきツバメ舎、焼き菓子Koi、doughmaker、pur fleurir わっか家、nearly coffee、オルカコーヒー焙煎本舗、翅、Good Bee Vibes、nakanojo kraft project、naNimonoのアクリルやさん、植物教室greennote、LibeRimater、白村くま子、わなげボーボー

マルシェプログラムデザイン:西岳拡貴(nakanojo kraft project)

< 科学と芸術の丘カタリストイベント / 松戸市内各所>
日時:2024年10月25日(金)~27日(日)
※本祭と開催期間が異なります。また、カタリストイベントの日時は店舗ごとに変わりますので、詳しくは各店の情報をご確認ください。 
https://science-art-matsudo.net/program/catalystevent
会場:松戸市内各所
参加方法:事前予約不要

主 催|松戸市、科学と芸術の丘実行委員会
企画運営|科学と芸術の丘実行委員会、丘のマルシェ実行委員会
協 力|Ars Electronica(アルスエレクトロニカ)、千葉大学大学院園芸学研究院 応用昆虫学 野村昌史研究室、遅四グランプリ実行委員会
特別協力|松戸シティガイド
メディアパートナー|Peatix Japan株式会社
後 援|JOBANアートライン協議会、松戸商工会議所、一般社団法人松戸市観光協会、公益財団法人松戸市文化振興財団、公益財団法人松戸市国際交流協会、松戸市教育委員会
協 賛|株式会社アトレ、京葉ガス株式会社、マブチモーター株式会社、プラーレ松戸、株式会社千葉銀行、株式会社千葉興業銀行、東京ベイ信用金庫、KITE MITE MATSUDO
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