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日本の自然美を音で体感。ニック・ウッドの十和田湖シリーズ第4章「十和田湖 秋」リリース

Syn株式会社
ニック・ウッドとSynによる北日本の季節を描いた長編アンビエントサウンドスケープ「十和田湖シリーズ」の第4章「十和田湖 秋」が2024年11月9日にリリース。


Cover Photograph by Norico Wood, Artwork by North Design

今年リリースされた「春」「梅雨」「」に続く最新作「十和田湖 秋」は、ニック・ウッドとSynによる北日本の季節を描いたトリビュートシリーズ。この長編アンビエントサウンドスケープは、本州北部の静かな十和田湖畔で見られる季節の変化を記録し、自然環境のサウンドと共にゲストミュージシャンやボーカリストの演奏も収録されています。

この「十和田湖シリーズ」は、作曲家でありSynのクリエイティブディレクターであるニック・ウッドによるアイデア。日本に36年以上住んでいるニックと彼のチームは、十和田湖畔にあるスタジオから秋の豊かさに敬意を表して制作に取り組みました。秋は、日本では収穫と内省の季節。秋分の日に照らされる満月、鈴虫の合唱、風に舞う枯れ葉、そして姫鱒(十和田湖に生息する希少な淡水魚)などが象徴的な秋の十和田湖には、毎年世界中から多くの人が訪れます。

ニックと彼のチームは十和田湖の四季折々の自然美を捉えるために2年間にわたりフィールドレコーディング(屋外録音)を行いました。植物の微小な電気信号をMIDI(ミディ・楽器用デジタルインターフェース)に変換するデバイス「PlantWave」を用いて植物のエネルギーを曲に取り入れるなど、最先端の技術を使用してメディテーショナルな体験ができるサウンドを制作したのです。最終的にDolby Atmosミックスされた「十和田湖 秋」は立体的なサウンドに仕上がりました。

さらに、クリエイティブなコラボレーターたちがこの自然のサウンドを感情豊かな作品へと導きます。「十和田湖 秋」は、日本で継承されてきた音楽とこの季節の深い結びつきを称える作品でもあります。京都「両足院」の副住職・伊藤東凌さんによるお経は秋の満月を映し出すように存在感を放ち、Synとの長年のコラボレーターである上野洋子さんの特徴的な息づかいのボーカルによる重層的なハーモニーは感動を呼び起こします。そして、ゲストアーティストにはギターリストのショーン・ハリーさん(「十和田湖 梅雨」に参加)やソフトフェルト・ピアニストのアレクサンドル・モトヴィロフさん(「十和田湖 夏」に参加)を再び迎えると共に、喜羽美帆さんの箏や東田はる奈さんの笙(雅楽の管楽器)の音色が本作品に日本らしさを醸し出しています。

アラン・モーツリーとの共同制作とミックス、赤工隆によるレコーディング、そしてロサンゼルスのデビッド・レヴィンさんによりDolby Atmosミックスされた「十和田湖 秋」は、11月9日にSpotify、Apple Musicをはじめとする主要音楽プラットフォームで全世界配信。十和田湖シリーズの最後から2番目の章となる「十和田湖 秋」をどうぞお楽しみください。


ロサンゼルスで「十和田湖 秋」のDolby Atmosミックスをするデビッド・レヴィンさん

ニック・ウッドと東田はる奈さん、Syn東京スタジオにて笙のレコーディング


ニック・ウッドと喜羽美帆さん、Syn東京スタジオにて琴のレコーディング

ギターのレコーディングをするショーン・ハリーさん


ニック・ウッドと京都「両足院」の副住職・伊藤東凌さん

ピアノのレコーディングをするアレクサンドル・モトヴィロフさん

十和田湖 秋(Towadako Autumn)



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