塾を辞めた後の学習選択は自宅学習が29.8%で最多、通信教育も25.5%で人気
じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)は、塾に過去通っていて現在は塾を利用していない中学生2年生の保護者47名を対象に、塾を辞めた理由に関する意識調査を実施しました。
■調査概要
- 調査概要:通塾経験がある中学2年生の「塾を辞めた理由」に関する意識調査
- 調査期間:2024/6/5~2024/6/8
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:通塾経験はあるが現在は通塾していない中学2年生の保護者47人
中学2年生の保護者に聞いた!塾を辞めた理由は? 通塾時間の問題が約38%、費用対効果が合わない問題が約23%で最上位
中学2年生の保護者を対象に行ったアンケート調査で、塾を辞めた理由についての興味深い結果が明らかになりました。本調査では、塾の費用対効果や通塾時間が保護者にとって大きな課題であることが浮き彫りになりました。この記事では、調査結果をもとに、塾選びの現状とその背景について掘り下げていきます。
「通塾時間がかかる」が38.3%で最多、交通の利便性が鍵
アンケート結果によると、最も多くの保護者が塾を辞めた理由として挙げたのは「通塾に時間がかかる」ことでした。38.3%の保護者がこの理由を選び、子どもの通学時間の負担が大きな問題となっていることがわかります。交通の混雑や遠距離通学が時間の非効率さだけでなく、子どもの学習意欲や健康に影響を与える可能性が高いです。この結果から、塾選びにおいて交通の利便性や通学時間の短縮が重要な要素であることが浮かび上がりました。
「費用対効果が合わない」23.4%、家庭の教育予算に影響
次に多かった理由は「費用が高い(費用対効果が合わない)」で、23.4%の保護者がこれを挙げています。塾の費用は家庭の教育予算に大きな影響を及ぼし、その結果、期待通りの成果が得られない場合には不満が募ります。保護者は投資したお金と時間に見合う成果を求めるため、費用対効果が重要視されるのです。塾側も、適正な価格設定と、費用に見合う質の高い教育サービスの提供が求められる時代になっていると言えるでしょう。
19.1%が「塾の雰囲気が合わない」、学習環境の重要性
さらに、「塾の雰囲気が合わない」という理由を挙げた保護者も19.1%に上りました。子どもにとって学習環境は非常に重要であり、塾の雰囲気が合わないと感じると、学習意欲が低下する可能性があります。これは、教育の質だけでなく、教師の対応やクラスメートとの相性など、多岐にわたる要素が影響していると考えられます。保護者は、子どもが快適に学べる環境を重視していることが、この調査結果からも明らかです。
中学2年生の保護者が選ぶ、塾を辞めた後の学習方法ランキング。自宅学習と通信教育が人気!
塾を辞めて現在塾に通っていない中学2年生の保護者を対象に行ったアンケート調査で、塾を辞めた後の学習方法についての興味深い結果が明らかになりました。本調査では、自宅学習や通信教育が多くの家庭で選ばれていることがわかりました。
1位:自宅学習(学校教材・市販の問題集)が29.8%で最多
最も多くの保護者が塾を辞めた後に選んだ学習方法は「自宅学習(学校教材・市販の問題集)」で、29.8%を占めました。これは、塾を辞めた後も家庭での自主的な学習が重要視されていることを示しています。家庭学習のメリットとして、子どものペースに合わせた学習が可能であることや、コストが比較的低いことが挙げられます。
2位:「通信教育」を利用する家庭が25.5%
次に多かったのは「通信教育」で、25.5%の家庭がこれを選んでいます。通信教育の利点は、自宅で学習できる利便性と、子どものペースに合わせた柔軟な学習計画が立てられる点にあります。自宅学習用に子どもにどのような問題集を与えたらよいかわからない家庭にとってはとてもシンプルな選択肢とも言えます。また、最新の学習コンテンツや専門的なサポートを受けられることも、保護者にとって大きな魅力です。
3位:「オンライン学習や映像授業のサービス」を利用する家庭が19.1%、デジタル教育の普及
さらに、「オンライン学習や映像授業のサービス」を利用する家庭も19.1%に上り、デジタル教育の普及が進んでいることがわかります。これらのサービスは、インターネットを通じて高品質な授業を受けられるため、都市部だけでなく地方でも同様の教育機会を得ることができます。また、リアルタイムでの質問対応や個別指導など、オンラインならではの強みもあり、保護者や子どもにとって魅力的な選択肢となっています。
4位:「特に学習はしていない」が17.0%、学習の取り組み方に対する多様な考え方
「特に学習はしていない」と回答した家庭が17.0%存在していることも注目されます。この結果は、塾を辞めた後の学習方法に対する多様な考え方を反映しています。家庭の事情や子どもの意欲、学習方法に対する考え方はさまざまであり、一部の家庭では強制的な学習よりも子どもの自主性を尊重する方針をとっていることが示唆されます。また、他の習い事やスポーツ、趣味に時間を割くことで、全体的なバランスを重視する家庭もあると考えられます。
5位:「家庭教師をつけている(オンライン家庭教師含む)」が12.8%、個別指導のニーズが依然として高い
「家庭教師をつけている(オンライン家庭教師含む)」と回答した家庭は12.8%でした。この結果は、個別指導のニーズが依然として高いことを示しています。家庭教師のメリットとして、子どもの学力やペースに合わせたきめ細やかな指導が受けられる点が挙げられます。特にオンライン家庭教師は、通塾の時間や移動の負担を軽減し、家庭のスケジュールに合わせて柔軟に指導を受けられるため、忙しい家庭にも適しています。また、オンラインで全国から優秀な教師を選べることも、保護者にとって魅力的なポイントとなっています。
わずか15.4%の中学2年生の保護者が塾を辞めた後の学習成果に対して満足。一方で64.1%が「どちらでもない」と回答
塾を辞めた後の学習成果についての調査結果から、「どちらでもない」と回答した保護者が最も多く、64.1%を占め、学習成果に満足している中2保護者は15.4%(満足している5.1%・やや満足10.3%)しかいませんでした。
64.1%が「どちらでもない」と回答、学習成果に対する判断が難しい?
アンケート結果によると、最も多くの保護者が「どちらでもない」と回答し、その割合は64.1%に達しました。この結果は、保護者が塾を辞めた後の学習成果に対して中立的な立場をとっていることを示しています。これは、保護者が子どものテストの点数や学習意欲に関して具体的な成果を感じられない、または明確に把握できていないことに要因があると考えられます。学習方法の効果がすぐに現れないことや、子どもの自主性に任せることで得られる成果が測りにくいことが一因かもしれません。
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20.5%が塾を辞めた後の学習成果に不満。学習方法の見直しが必要
「やや不満」と回答した保護者が15.4%、「不満」と回答した保護者が5.1%で、合わせて20.5%の中2保護者が塾を辞めた後の子どもの学習成果に対して不満を感じていることが明らかになりました。この結果は、塾を辞めた後の学習環境や学習方法に対して見直しが必要であることを示しています。保護者が期待する学習成果が得られない場合、自宅学習の勉強法の見直しや、家庭教師やオンライン学習の見直し、新しい学習方法の導入を検討する必要があるかもしれません。また、子どもが自発的に学習する環境を整えるためのサポートが求められます。
満足しているのは15.4%とわずか
塾を辞めた後の学習成果に「満足している」と回答した保護者は5.1%、「やや満足」と回答した保護者は10.3%に留まりました。この割合は合わせても15.4%と決して高くはないものの、塾を辞めた後でも成果を感じている家庭が存在することを示しています。
塾を辞めた後の自宅学習やオンライン学習、通信教育への取り組みを通じて、保護者と子どもが共に学習環境を整え、学習成果を上げるための工夫をしていることが伺えます。
約38%が将来的に塾へ再度通わせるかどうか検討していると回答
将来的に再度塾に通わせることを検討しているかについての調査結果では、「やや検討している」と回答した保護者が最も多く、29.8%を占めました。検討していると回答した8.5%を合計すると38.3%の中2の保護者が今後塾への再通塾を検討している事がわかりました。
一方で約36%の保護者が再度塾に行かせる事を検討していないと回答
「検討していない」と回答した保護者が12.8%、「あまり検討していない」と回答した保護者が23.4%で、合わせて36.2%が再度塾に通わせることに消極的な姿勢を示していることがわかりました。この結果は、保護者が現在の学習方法にある程度満足しているか、または塾に通わせることに対する効果や費用対効果について疑問を抱いていることを示しています。
「どちらでもない」が25.5%、家庭内での議論が必要
「どちらでもない」と回答した保護者が25.5%で、再度塾に通わせるかどうかについて明確な決断をしていない家庭が多いことがわかりました。この結果は、塾通いの必要性や効果について家庭内での議論が重要であることを示しています。
再度塾通いを検討する場合、保護者は子どもの学習状況を見守りながら、適切なタイミングで塾を検討することが求められます。子どもの学力向上や成績の安定を目指すために、家庭内でのコミュニケーションを通じて最適な学習方法を見つけることが重要です。
一方で、再度塾に通わせない選択肢を取る場合もあります。現在の学習方法に満足している家庭では、家庭教師や自宅学習、オンライン学習などを続けることが効果的であると感じるかもしれません。また、塾に通わせないことで、子どもの自主性や自己管理能力を育むことに価値を見出している保護者もいます。
この「どちらでもない」という選択は、保護者がさまざまな要素を考慮し、子どもの学習環境を最適化するための柔軟な対応を示していると言えます。家庭内でのオープンな議論と協力が、子どもの学習成果を最大化するために不可欠です。
中学2年生の保護者が再度通塾を検討する際の重視ポイント~「授業料と費用対効果」が38.9%と最多
中学2年生の保護者を対象に行ったアンケート調査で、塾に再度通わせる際に最も重視する点についての意見が集まりました。本調査では、「授業料と費用対効果」が38.9%で最も多く、次いで「学力に合った学習ペース」と「講師の質や相性」が16.7%と同率で多い回答となりました。
1位:38.9%が「授業料と費用対効果」を重視、経済的な視点が重要に
最も多くの保護者が「授業料と費用対効果」を重視していることがわかりました。38.9%の保護者がこの項目を選び、経済的な視点が塾選びの重要な要素であることが明らかになりました。家庭の教育予算を有効に活用するため、保護者は費用に見合った効果を期待しています。この背景には、過去の塾通いでの経験や、限られた予算の中で最適な選択をする必要があることが挙げられます。塾側は、適正な価格設定と質の高い教育サービスを提供することが求められます
2位:16.7%が「学力に合った学習内容とペース」および「講師の質や相性」を重視
次に多かったのは、「学力に合った学習内容とペース」および「講師の質や相性」で、いずれも16.7%の保護者が重視しています。
子どもの学力や個々のペースに合わせたカリキュラムが重要視される一方で、講師との相性や質も大切な要素として挙げられています。保護者は、子どもが効果的に学習できる環境を求めており、適切な指導とサポートが提供されることを期待しています。
3位:11.1%が「学習環境の快適さ」を重視、学習に集中できる環境が求められる
また、11.1%の保護者が「学習環境の快適さ」を重視していることがわかりました。子どもが学習に集中できる快適な環境は、学習成果に直結する重要な要素です。静かな学習スペースや清潔な施設、適切な設備が整った環境は、子どもの学習意欲を高めるために必要です。保護者は、塾の物理的な環境だけでなく、全体の雰囲気やサポート体制にも注目しています。これらの要素が、子どもが安心して学習に取り組むための基盤となると考えていることが伺えます。
まとめ
本調査から、中学2年生の保護者が塾を辞める理由や、塾を辞めた後の学習方法、再度塾に通わせる際の重視点について、さまざまな要因が浮き彫りになりました。
最も多くの保護者が塾を辞める理由として挙げたのは「通塾に時間がかかる」ことで、38.3%がこの理由を選びました。また、「費用対効果が合わない」ことを理由に挙げた保護者は23.4%でした。学習環境や授業の質も重要視され、「塾の雰囲気が合わない」と回答した保護者は19.1%に上りました。
塾を辞めた後の学習方法としては、「自宅学習(学校教材・市販の問題集)」が29.8%で最多、次いで「通信教育」を利用している家庭が25.5%、「オンライン学習や映像授業のサービス」を利用している家庭が19.1%でした。さらに、17.0%の家庭が特に学習をしていないことがわかりました。
塾を辞めた後の学習成果についての満足度では、「どちらでもない」と回答した保護者が64.1%で最多となり、学習成果に対する判断が難しい現状が見えてきました。また、20.5%の保護者が学習成果に対して不満を感じていることも明らかになりました。
将来的に再度塾に通わせることを検討している保護者は、「やや検討している」が29.8%で最多、合わせて約38%が再通塾を前向きに検討しています。一方で、約36%の保護者は再度塾に通わせることに消極的な姿勢を示しています。
再度塾に通わせる際に最も重視する点としては、「授業料と費用対効果」が38.9%で最多、次いで「学力に合った学習内容とペース」および「講師の質や相性」が16.7%で同率でした。学習環境の快適さも11.1%の保護者が重視していることがわかりました。
これらの結果から、保護者が塾選びや学習方法に対して多様な視点を持ち、経済的な要因や学習環境の質、子どもの自主性を重視していることが浮き彫りになりました。保護者と子どもが共に最適な学習環境を見つけるための努力が、今後も重要であることが示されています。
会社概要
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公開日:2024.09.27