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【もしあなたが中世ヨーロッパに生まれたら?】約100点の美しい写本挿絵から当時の暮らしをナビゲートする『写本で楽しむ 奇妙な中世ヨーロッパ』、9月27日発売。

河出書房新社
暗黒の時代と呼ばれる中世ヨーロッパ。この時代、人々はどのように生き、笑い、愛し、そして死んだのかがわかる、イギリスの人気Xから生まれた歴史ガイド。解説は歴史学者の池上俊一氏。




株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区 代表取締役:小野寺優)は、オリビア・スウォーサウト著『写本で楽しむ 奇妙な中世ヨーロッパ』(原題:WEIRD MEDIEVAL GUYS - How to live, love (and die) in dark times)を2024年9月27日に発売します。

さあ、世にも奇妙な中世ライフの始まりだ!

『写本で楽しむ 奇妙な中世ヨーロッパ』は、中世ヨーロッパの写本挿し絵を手がかりに、500~1500年前の人々の暮らしと不思議な生き物をたっぷりと楽しむ歴史ガイド本です。

当時描かれた不思議に魅了される中世の挿し絵(ミニアチュール)には、中世の人々のさまざまな知恵が込められており、その時代に生きる人々の数多ある人生最大の問題について時代に即した解決法が描かれています。さらに本書で紹介される各項や図版には、著者の冴えたウィットやブラックユーモアが含まれるテキストが配されており、思わず笑いがこぼれてしまいます。
馬上槍試合はできなくてもモテモテの求婚者になる方法、ウサギやドラゴンとの遭遇を乗り切る方法、聖なる癒しを得る方法、避けられない死と折り合いをつける方法、十字軍のつくり方など、暗黒の時代を明るく照らす、楽しいアドバイスが満載です。

また、本書の後半は、寓話の中に登場する生き物を紹介していくパートです。実在の動物から幻獣、怪物までを取り扱いながら、当時の写本に掲載された生き物の可愛く奇妙な挿し絵に、著者による愉快なテキストが添えられます。
フクロウは食べてもよいのか、オオカミは本当に友好的でおとなしい動物なのか、魚はクマより親として優れているのか、ユニコーンの1本角を得るためのただ1つの方法など、当時の人々の関心が高かった、ちょっと不思議な事柄で構成されています。

中世ヨーロッパの写本挿し絵を多数掲載しながら、図解だけでなく、クイズやハウツーも満載。そして巻末には、西洋中世史を専門とする池上俊一先生による、中世写本には何が描かれていたかの解説付き。
変だけど楽しい! 中世に生きる人々の、頭の中や声が生き生きと伝わってくるような、歴史好きにはたまらない奇妙な一冊を是非お楽しみください。

■本文より


[パート1 生と愛と死をめぐる闘い]より「女性の愛を勝ち取るには」項


[パート1 生と愛と死をめぐる闘い]より「尊厳ある死」項


[パート2 寓話の中の生き物]より「ユニコーン」項


[この世の終わり]より


■目次
著者からの言葉
この世の始まり/中世の世界

【パート1 生と愛と死をめぐる闘い】
生活編
あなたの名前は?/中世のスラング:中英語のA to Z/あなたの星座/あなたの守護聖人/あなたの住まいは?(コンスタンティノープル/ロンドン/パリ/ヴェネツィア)/仕事/あなたの職は?/遊び
愛情編
モテる男のファッション・ポイント/モテる女のファッション・ポイント/素敵な独身者との出会い/求愛の5ステップ/あの人に求愛するべき?/キスの意味/媚薬をつくるには/女性の愛を勝ち取るには/夫婦間のトラブル/あなたは離婚できる?
死亡編
不気味なバグパイパー?/好みの武器からわかるあなたの性格/死亡記事──世にも奇妙な死の数々/あなたはどう死ぬ?/十字軍のつくり方/包囲戦/尊厳ある死/野蛮な戦い/あなたの罰は?/ヨーロッパの最重要指名手配者/聖なる癒し/最後の審判

【パート2 寓話の中の生き物】
獣類
ライオン/オオカミ/ハリネズミ/ユニコーン/キツネ/ネコ/クマ/クマ出没注意/マンティコア/イヌ/イヌはみんなの必需品/ケンタウロス/ゾウ
鳥類
ワシ/セイレン/コウモリ/ハクチョウ/フェニックス/ミツバチ/ペリカン/フクロウ/カラドリウス/慈悲深い鳥たち
魚類
サカナ/クジラ/ウナギ/マーメイド/人間とは違うもの/クロコダイル/カタツムリ/騎士vsカタツムリ
爬虫類
ドラゴン/ヘビ/サラマンダー/バシリスク/カエル/アンフィスバエナ

この世の終わり
解説/出典/謝辞

■著者紹介
オリビア・スウォーサウト (Olivia Swarthout)
ネット上で屈指の歴史マニアとして知られ、ほとんど目にすることのない中世のアートや暮らしの断片を求めてウェブ上を徘徊し、X(旧ツイッター)やインスタグラムの「世にも奇妙な中世人(Weird Medieval Guys)」のアカウントをとおしてそれを世界に発信してきた。著者の母親によれば「キュレーションの才能」があるという彼女は、こうしたプラットフォームを使っていわゆる「暗黒の中世」に光を当て、遠い過去をより身近なものにしている。ロッキー山脈がそびえる米国モンタナ州に生まれ、以降ベルリンやグラスゴー、ロンドンで長年を過ごしてきた今も、カウボーイ・ブーツと大自然をこよなく愛している。現在はロンドン在住。Xフォロワー数670,000強。

■書誌情報
書名:写本で楽しむ 奇妙な中世ヨーロッパ
著者:オリビア・スウォーサウト
訳者:高尾菜つこ
仕様:A5変型判/並製/208ページ
初版発売日:2024年9月27日
定価:3190円(本体2900円)
ISBN:978-4-309-22935-5
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229355/
出版社:河出書房新社





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