市内の小学生も店頭に立ち、地元で作った米や民芸品の魅力を宣伝して盛り上げました
高山市の冬の風物詩「二十四日市」は、旧暦時代には正月用品を売る歳の市として12月24日に開かれ、近在農家が農閑期に作った竹かご・ひ笠(がさ)・まき・炭・むしろ・みのなどの日用品を、町の人に売ったのがはじまりと言われています。
明治の初め頃から1月に開かれるようになり、現在は高山市街地の中心商店街である本町通りと安川通りに、地元の民芸品やグルメなどの露店が並び、毎年大勢の買い物客で賑わいます。
二十四日市
今年も、令和7年1月24日(金)に開催され、本町通り商店街と安川通り商店街の合わせて約900メートルにわたって食品や木工品などを販売する露店66店が並び、竹を編んだ「小屋名しょうけ」と呼ばれるざるや、朴ノ木を削って作る「有道(うとう)しゃくし」、薄く切ったヒノキやイチイを編んで作る「宮笠(みやがさ)」などの昔ながらの民芸品などが販売され、朝から多くの買い物客で賑わいました。
小屋名しょうけ
有道しゃくし
宮笠
岩滝小学校の3人の児童は、学校近くの棚田で育てた新米を多くの人に味わってもらおうと、保護者が準備したおでんの購入者に精米をプレゼントしました。また、宮小学校の児童は「宮笠」の店舗に立ち、「夏でも冬でも使えます」「色も模様も色々あります」と商品の良さを大きな声でPRしました。
棚田で育てた新米を配る岩滝小の児童
外国人観光客に宮笠を体験してもらう宮小学校の児童
「二十四日市」は、昔から“天候が荒れる”という言い伝えがありますが、雪が例年に比べて少ない今年は、3月中旬並みの気温の中、買い物を楽しむたくさんの地元住民や外国人観光客の姿が見られました。市観光課によると、今年の二十四日市の人出は約45,000人で、昨年の32,000人を大きく上回りました。
「有道しゃくし」実演の様子
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公開日:2025.01.29