調理用品やスポーツ用品を製造・販売する長谷川化学工業株式会社(所在地:千葉県八千代市、代表取締役:長谷川壽一)。昨年9月に発売開始し、先月には新色のグレーとブラックを追加した「ハセガワのスポーツマスク」。これはシンプルなフレームが装着できる構造で、口元空間を確保し、激しい呼吸でも装着できるマスクとしてアスリートにも好評である。
スポーツマスク販売サイト: https://item.rakuten.co.jp/pica1shop/psm-2000/
スポーツマスクプレスリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000070876.html
スポーツ時に着けられるマスクの開発者は、社長の長谷川氏。そのきっかけは、新型コロナウイルスの影響を受けた事業への危機感と、マスクをつけてはジムで走り続けられないというもどかしさであった。さらに開発にあたったチームの試行錯誤や、意外なところで生かされた武道具製造のノウハウなどについても社長に聞いてみた。
当事者だから見えた、スポーツ時の「マスクジレンマ」
― 社長がスポーツマスクを始めようと思ったきっかけは何でしょうか?
「マスクジレンマの実体験ですね。健康のためにジムに行くようにしているのですが、昨年の緊急事態宣言が明けた当時も、さっそくマスクをして向かいました。ところが当時着けていた市販のマスクでは、ランニング時に呼吸が苦しくて、とてもじゃないけど走れませんでした。」
「コロナ禍で飲食店が厳しい状況の中、主力である業務用調理用品の先行きが不透明でしたから、スポーツ時でもつけていられるマスクを開発することを決断しました。他にもスポーツをしたくてもマスクが苦しいという方はたくさんいらっしゃると思いましたし、だからつけなくていいよねという風潮は良くないと思いましたから。」
担当したのは「武道具製造」のチーム
― 開発にあたって何から始められましたか?
「まずは、武道具を製造している部下に相談しました。彼らはたくさんの生地を取り扱っているし、縫製技術もあります。スポーツマスクの開発・製造を頼むには適任でした。」
「良い生地を社内で見つけて、すぐにマスクの形にしてくれました。さっそく装着してランニングしてみると、生地自体のおかげで呼吸はしやすくなりました。しかし、それでも走り続けるのは困難でした。」
フレーム構造へのこだわりと試行錯誤
― 良い生地というだけでは足りなかったのでしょうか?
「通気性の良い生地でも、口元に張り付いてしまうとどうしても苦しくなります。普段はいいのですが、特に呼吸が激しくなった時に、息に合わせて張り付きます。そこでどうにかして『口元空間』を確保できる構造にできないか模索し始めました。」
「不織布マスクによくある鼻付近のワイヤーを口元に装着できたら、口元に空間を確保できるのでは、と考えました。チームに相談すると、樹脂製のフレームを試作してくれました。」
― それなら開発は順調だったのですね!
「ところが課題はどのようにそのフレームを生地に装着するかにありました。洗濯に支障がないように取り外せる点にこだわり、試作を繰り返し、最適な装着法を模索しました。最終的には開発チームのおかげで、口元空間を確保する着脱可能フレーム構造が実現しました。」
「実際に使ってみても満足のいく快適さで、無事にジムで走り続けることができるようになりましたよ。」
発売後の反響と今後の展望
― 無事に販売開始してからはどうですか?
「販売開始当時は、すでに有名ブランドがスポーツマスクを取り扱っていましたから、認知度をどのように上げていくかが課題でした。」
「そこで実際に何人かのアスリートの方にお願いして、紹介もしてもらいました。実際に着けた彼らから、とてもいいという声を伺った時には本当に安心しました。また、千葉県のバスケ強豪校に提供した際にも大変喜んでいただきました。」
― まだコロナ禍は続きそうですが、今後の展望はありますか?
「スポーツチームや部活動でのクラスターが報告されています。自分を守るため、仲間を守るため、チームの勝利のためにも、安全の範囲内でマスクをつけてスポーツに取り組んでいただけたら、また、その際にはハセガワのスポーツマスクを採用していただけたらと思います。」
【スポーツマスク製品概要】
販売方法:楽天市場、ピカイチショップ
価格:1,100円(税込)
種類:ホワイト、ライトグレー、ブラック
【会社概要】
会社名:長谷川化学工業株式会社
所在地:千葉県八千代市上高野1384-5
代表者:長谷川壽一
URL:https://hasegawakagaku.co.jp/
事業内容:業務用調理用品の製造・販売、剣道具ほかスポーツ用品の製造販売など
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公開日:2021.03.12