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柳美里、佐藤究らが大絶賛! 安堂ホセの圧倒的最高傑作『DTOPIA(デートピア)』が、11月1日ついに発売!〈第46回野間文芸新人賞候補作〉

河出書房新社
芥川賞候補となった2作『ジャクソンひとり』、『迷彩色の男』を凌駕する驚嘆の第3作。




第59回文藝賞を受賞したデビュー作『ジャクソンひとり』、第二作『迷彩色の男』が連続して芥川龍之介賞の候補となった新進気鋭の作家・安堂ホセによる最新作『DTOPIA(デートピア)』が、11月1日ついに刊行となります。

■海外からも注目! 安堂ホセ最新作へ熱いレコメンドが続々到着
今年1月には『ジャクソンひとり』のフランス語版「Juste Jackson」が刊行され、2024年マルキ・ド・サド賞(Prix Sade 2024)の候補となるなど、海外からも熱い視線がおくられる著者。
最新作『DTOPIA』は、前作『迷彩色の男』に続き、11月5日に選考会が行われる第46回野間文芸新人賞(野間文化財団主催)の候補作となっています。
刊行前から多くの注目を集める本書へ、絶賛のコメントが続々と寄せられています。

安堂ホセは、物語の磁石を持っている。
現実世界で排除された不都合で不穏でヤバい砂つぶてのような言葉を、暴力と倫理の磁石で吸い寄せ、反発させ、交渉させ、渦巻かせる。
あらゆる倫理が覆され、暴力が吹き荒れている今、「暴力から暴を取りはずす旅」の物語が出現したことは、一つの事件だ。
読もう! 旅立とう! 旅によって運ばれるのは、あなた自身だ。
――柳美里(作家)

強烈な皮肉とクールな文体。
私たちの眼差しを切り開く手術(オペ)のような小説。
どこへ連れていかれるのかわからず、ひと晩で読み終えた。
――佐藤究(作家)

この小説を読むことは自らの感性を問い直すことである。
異性愛主義や人種という不適切なカテゴライズにあらがうための、必読の一作。
――渡邊英理(文芸批評/大阪大学大学院教授)

典型的な物語に閉じ込められないための強烈な意志、ねじ伏せられない悪意と復讐がこれほどまでに徹底された作品はなかなかない。
――水上文(文芸批評/文筆家)

語りと構造、ストーリーの面白さの中に、資本主義や植民地主義、ウクライナ戦争やガザでの虐殺についての鋭い批判が、当然のように滑り込む。
極めて刺激的かつ、開放的。国境を越えて、世界にリコメンドしたい。
――須藤輝彦(中欧文学/翻訳・批評家)



『DTOPIA』店頭用パネル


結末から逆再生される、新感覚ラブリアリティ・ショー。
私達の目に映る全ての物事は、本当に現実か…!?️ それとも虚構か…!?️
真実が彷徨い続けるようなブラックボックス・ノベルス。

――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

冒頭から、体の奥底から湧き起こる言葉にできない興奮と正体不明の期待感が高まる。
(毎回)呆れるくらい「つかみ」が巧い。
混沌のアングラパートが特に面白かった!
――未来屋書店明石店 大田原牧さん


常識が覆されるだとか、人間の本質が暴かれるだとか、そのような物語への期待は読み終えた瞬間にどうでもよくなった。それはむしろ当たり前のことであって、この小説はもっと先を行っている。
「清々しい読後感だった」と読んでいる途中のオレに言ってやりたい。きっと仰天するだろう。
――ときわ書房志津ステーションビル店 日野剛広さん


なにを感じるかは視聴者に、いや読者に委ねられているのか。
なにかもう凄すぎて言葉にならない。度肝を抜かれた。
――未来屋書店大日店 石坂華月さん


2024年の今、世界に存在する複雑な課題を鮮やかに映した作品。今を生きる少しでも多くの人に読んでほしいし、この作品が10年後20年後にどう読まれるのかも気になる。
――くまざわ書店西新井店 塩里依子さん


圧巻でした。ホセさんおもしろすぎます。
――未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん

それは精巧な未来予知か、あるいは単なる成れの果てなのか──。
人間のほんの一部でしかない属性や言動から対象を「考察/分析/判定」することのグロテスクさが暴かれる、超怪作。

――往来堂書店 高橋豪太さん





■『DTOPIA』について
「DTOPIA(デートピア)」2024シリーズの舞台は南太平洋の楽園、ボラ・ボラ島。白人女性“ミスユニバース”を巡って、Mr.L.A、Mr.ロンドン、Mr.東京ほか、各国・各都市を代表する総勢10名の男が競い合う。
Date1からDate10まで、全10エピソードにわたるショーの撮影には40台ものカメラが使用され、視聴者たちは、島の隅々から、あるいは、空中、水中を回遊しながら出演者たちを捕捉し、絶えず追跡し続ける。
過去、現在、未来を縦横にトラッキングしながら、執着と忘却を繰り返す視点。切り貼り、編集されながら、増殖、膨張する楽園の時間。ジェンダー、セクシャリティ、人種、出自に対する暴力、あらゆる欺瞞と印象操作に晒されながら、彼らがたどり着いた先とは――。
すべての固定概念を問い直す、安堂ホセの圧倒的最高傑作。

■著者紹介


安堂ホセ (あんどう・ほせ)
1994年、東京都生まれ。2022年、『ジャクソンひとり』で第59回文藝賞を受賞しデビュー。同作は2023年に第168回芥川賞候補、また2024年にフランス語版となる「Juste Jackson」がマルキ・ド・サド賞の候補となった。2023年、2作目となる『迷彩色の男』を発表。同作は2024年に170回芥川賞候補となり、デビュー以来2作連続の芥川賞候補となる。




■書誌情報


書名:DTOPIA(デートピア)
著者:安堂ホセ
仕様:46判/上製/160ページ
発売日:2024年11月1日
税込定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN:978-4-309-03928-2
装丁:川名潤
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039282/



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