9.11有明サブアリーナでプレシーズンマッチホーム開幕戦!
東京ユナイテッドBC(TUBC)vs アースフレンズ東京Z
2024年9月11日(水)有明サブアリーナでB2昇格を狙うB3のTUBC(東京ユナイテッドバスケットボールクラブ)がプレシーズンマッチ、ホーム開幕戦を迎えた。相手はアースフレンズ東京Z。お互いに新体制を迎えチーム作りを進める中での激突である。
試合開始1時間前から会場ではTUBCが「推し選手に直接、声を届ける企画」を実施。会場に詰め掛けたファンにマイクを渡し、選手に激励のメッセージを送ってもらう試みである。将来のバスケ選手を夢見る子どもたちからの激励に、シュート練習をする選手も気合が高まっていく。
そして照明が暗くなる会場。コートの中央では選手紹介に応えて、ひとりずつ選手が登場する。試合開始に向けて高まる観客。19:00にティップオフ。TUBCのスターティングメンバ―は上田雅也選手、田口暖選手、徳川慎之介選手、ローカス・ガスティス選手、リース・ヴァーグ選手である。
開始早々、効果的にスリーポイントシュートを決め試合を優位に運ぶTUBC。今季から橋爪ヘッドコーチの方針で、果敢にシュートを狙う姿勢が功を奏す。スコアが18-4になったところでアークフレンズ東京Zが最初のタイムアウトを取る。
TUBCにとっては地元ホーム戦。サブアリーナを埋め尽くす観客からの「ゴーゴーユナイテッド」コールが会場に大きく響き渡る。
攻撃的なディフェンスから流れを作るTUBC
第1Q(クォーター)は24-6とTUBCが圧倒的にリードして終わる。第2Qに入っても好調を続けるTUBC。ローカス・ガスティス選手の豪快なダンクなどで得点を重ねる。しかし徐々にアースフレンズ東京Zもペースを生み出し、試合は一進一退の展開になっていく。
第2Qは36-25、第3Qは42-30と絶えず10点以上のリードを保つTUBC。後半に進むにつれ、アタリが激しくなっていく。必然的にファウルが多くなっていく両チーム。しかしフリースローの成功率でもTUBCがアースフレンズ東京Zを上回り、終わってみれば82-54のスコアでTUBCが危なげない勝利を飾った。
勝利後のインタビュー
今季からTUBCの指揮を執る橋爪純ヘッドコーチは、試合後のインタビューで「応援ありがとうございました。今日がホーム初戦ということで、選手たちには今季どのような試合展開をしていくかということをファンの方たちにしっかりとお見せしましょうということをテーマにやってきましたが、それを表現できたかなと思います」と試合内容で掴んだ手応えに自信を深めた。
また、今季、新規加入の選手も加わり、どのようなチームにしていきたいかと聞かれると「しっかりとディフェンスのところから誰が出ても、アグレッシブにディフェンスをやるということができていたと思います。それが外国籍の選手だったり、ブラ選手を含めて、全員で脚を使ったバスケットをやっていきたいと思います」とコメントした。
続いて昨季に続いてチームの主将を務める川島蓮選手がインタビューを受けた。「自分たちがやりたいバスケットができていたと思います。ディフェンスの部分でも(失点を)54点に抑えられて、得点も82点入っているので、とてもよかったと思います」とコメント。ファンに向けて「今季、必ずB2に上がって皆でよい景色を見ましょう!」と力強い抱負を語った。
本日のMVPに選ばれた背番号52、ブラ・ブサナ・グロリダ選手は「今日は勝たないといけないと思い気持ちよくやりました。本当にひとつでもチームの勝利につながるようにやらないといけないと自分の中で思っているので、皆さん、それを見てください」と流ちょうな日本語でコメントし、最後に「今年は本当にB2に上がりますので、応援よろしくお願いします」熱い決意を宣言した。
TUBCの2024-2025シーズン公式戦は、10月5,6日のアウェーでの山口ファイブ戦で幕を開ける。ちなみにホーム開幕戦は10月11,12日に岩手ビッグブルズを有明アリーナに招いて行われる。
「今季こそB2昇格」を旗印にチーム一丸となって戦うTUBCに熱い青(応)援を送ろう!
写真・TUBC提供
文・岩田裕介(ラブすぽ編集部)
公開日:2024.09.12