全国49地区 夏の大会データベース
【広島】
春夏通算12度の全国制覇を誇るも、直近の夏優勝は1988年の広島商だから実に33年も昔のこととなってしまったのが実情だ。久しぶりに深紅の優勝旗を持ち帰りたい。
《2021年 センバツ結果》広島新庄 2回戦
●甲子園での戦い&夏の展望
春県王者の広島新庄軸に広陵、広商、呉港などが熾烈な潰し合いを展開!?
過去10年は11勝9敗。2011年には如水館がベスト8に進出。甲子園常連校のひとつとなった広島新庄が計3勝。2017年の広陵は好左腕・平元銀次郎と中村奨成(広島)のバッテリーと隙のない打線で中京大中京、秀岳館、聖光学院、仙台育英、天理を撃破し準優勝。久しぶりに強さを見せつけ、地元を熱狂させたのは記憶に新しい。
この夏の広島は今春センバツに出場、春県覇者の広島新庄が軸。主戦級はセンバツで評価を一気に上げた花田侑樹、その花田と双璧をなす左腕の秋山恭平、制球力が持ち味の左腕・西井拓大もいる投手陣は県屈指も、アキレス腱を挙げるとすれば攻撃面。好守好打の瀬尾秀太を中心にこのあたりが解消できれば甲子園でも…と思うのだが…。
対抗1番手に挙げられる広陵には、その部分の〝強さ〞がある。好投手・林燦、好打者・三木太陽ら、選手のバランスのよさも例年通り。注目は春県準優勝の呉港。かつて藤村富美男らを輩出、夏の甲子園優勝経験もある古豪の戦いや、いかに。3年連続夏の県制覇を狙う広島商も低迷期を脱出。完全復活間近の気配だ。その次に続く西条農、如水館、尾道、高陽東、崇徳などは力が拮抗。熾烈な潰し合いとなりそうだ。
過去10年広島 夏の甲子園/地方大会決勝戦績全国49地区夏の甲子園DATABASE【中国編】
夏の優勝を経験しているのは広島と山口。しかし直近の優勝となると33年前の1988年、広島商まで遡ることに。現状を打ち破るのは、近年総合的なポテンシャルを上げている岡山か、王国の一角・広島か、それとも…
今年もやっぱり暑い夏!各県にみえる傾向縮図
岡山は「全国制覇もできる」との呼び声もある創志学園が頭ひとつ抜けた存在。追いかけるのは岡山学芸館。この2校に古豪の倉敷商、倉敷工、関西、岡山理大附、おかやま山陽などが挑む図式となりそうだ。夏の甲子園勝率ランキングで全国4位の広島は昨秋、今春の県王者・広島新庄が筆頭格。これに広陵、広島商、そしてオールドファンには懐かしい呉港、第グループを形成する西条農、如水館、尾道、高陽東、崇徳らが挑む。
群雄割拠の山口は攻守に力のある下関国際が大本命。とはいえ、高川学園はじめ早鞆、西京、桜ヶ丘、岩国商、宇部鴻城、柳井、光、宇部商、早鞆などにも力があり、今年も激しい戦いが展開されそう。鳥取は、今春センバツで優勝した東海大相模相手に0対1と大健闘した鳥取城北と米子松蔭が強を形成。米子東、八頭、鳥取商といった実力校が“2強喰い”に挑む。島根の中心軸は立正大淞南。プラス石見智翠館、開星という私立3強のイメージが強いが、浜田、矢上、大田など普通科の公立勢も全国を狙える位置にいる。
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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2021.07.23