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3年ぶり19度目の甲子園出場決めた横浜高に注目!神奈川地区の過去10年の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:西沢直

全国49地区 夏の大会データベース
【神奈川】

伝統的な東海大相模VS横浜というライバル対決を軸に、日大藤沢や桐光学園などいくつかの強豪が絡む、というのが神奈川の基本的な勢力図。今夏も大きな変化はなさそうだ。


《2021年 センバツ結果》東海大相模 優勝

●甲子園での戦い&夏の展望
桐光学園や横浜らが本命・東海大相模に挑む神奈川を制するのは?

東海大相模VS横浜という伝統的な対決は、神奈川初夏の風物詩でもある。近年は、このライバル対決に桐光学園や日大藤沢などが絡んで優勝争いを繰り広げるケースが多い。もちろん、慶應や鎌倉学園、桐蔭学園なども上位常連といえる。これが神奈川の基本的な勢力図である。

今夏もこの勢力図に大きな変化はなさそうだ。センバツVの東海大相模は順当に春季神奈川大会を制し、関東大会こそ初戦敗退という不本意な成績に終わるも、春夏連続甲子園出場の可能性は高い。目指すは甲子園春夏連覇だ。

プロ注目の最速148キロ左腕・金井慎之介擁する横浜は、この金井の完全復活がカギになる。

横浜に勝るとも劣らない潜在能力を持っているのが「学園」系の雄・桐光学園。春季大会準V、関東大会4強を支えたプロ注目の148キロ右腕・中嶋太一の存在感が大きい。

同じ学園系では優勝争いの常連・鎌倉学園や東海大相模と壮絶な打撃戦を繰り広げた平塚学園、どこよりも先進的な取り組みで近い将来神奈川を制すると目されている立花学園などにも注目したい。また、日大藤沢もどこまでチーム力を上げてくるか見ものである。

過去10年神奈川 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】

本命vs対抗の2強対決にいくつかの強豪が絡み、「今年は強い」とされる中堅校がサプライズ的に引っかき回す──。それが関東各地区の基本的な構図だが、今夏はその構図に微妙なズレが生じている。やはり本命か? それとも対抗か? はたまたサプライズが起きるのか?

初夏の関東地方大会に例年にない異変が?!

関東の夏の地方大会に限っていえば、本命対抗(ライバル校)の争いが軸になる。その軸に、春季大会ベスト4やベスト8の常連チームや中堅ながら「今年は強い」とされるチームなどが絡む、というのが基本的な構図だ。対抗勢力がジャイアントキリングを巻き起こすこともあるが、おおむね本命や対抗が勝ち抜く。チームの仕上げ方や県大会の戦い方をよく知っているからだ。

ところが今夏、いくつかの地区でその軸が微妙に揺らいでいる。

たとえば埼玉。花咲徳栄や浦和学院をおびやかしているのは吉野創士擁する昌平だ。あるいは千葉。有薗直輝擁する新興勢力・千葉学芸の勢いに注目が集まっている。

群馬では前橋育英と健大高崎の決勝は風物詩的行事といえるが、関東学園大附や東農大二の猛追はスルーできない状況だ。山梨もまた歴代最強と呼ばれる駿台甲府の勢いが注目されている。今夏、本命や対抗は絶対王者とは呼べないのである。

だからこそ面白い。だからこそワクワクする。だからこそ目が離せない。今年の関東も熱(暑)い!

過去5年 関東地方大会結果

『がっつり!甲子園2021』7月5日発売!

2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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