6年ぶり2度目の甲子園出場決めた専大松戸に注目！千葉地区の過去10年の甲子園での戦いとは！？【がっつり！甲子園2021】

全国49地区 夏の大会データベース
【千葉】

古豪・強豪が肩を並べる全国屈指の激戦区にあって、近年の王者は間違いなく木更津総合だった。しかし、その勢力図も少しずつ書き換えられつつある。今夏の千葉の覇者は？

《2021年 センバツ結果》専大松戸　1回戦

●甲子園での戦い＆夏の展望
群雄割拠の千葉を制するのは千葉学芸？　専大松戸？　それとも……

　一時期は木更津総合の独壇場だった千葉も、ここのところ古豪の復権や強豪の戦力強化争い、新興校の躍進などもあって、混沌としてきている。今やどこが出てきても不思議ではない状況だ。

春季大会を制し、春の王者となったのは千葉学芸。２０００年創乗っている。関東大会では関東第一（東京）にサヨナラ負けを喫したが、部の新興校で、県初制覇と勢いに良い経験になったはずだ。なんといっても高校通算67本塁打、プロ注目のスラッガー有薗直輝の存在感が大きい。制球力とキレのある変化球が身上の好左腕北田悠斗、高校通算本塁打の左のスラッガー板倉颯汰などタレントも豊富。実際、本命と見る向きも多い。

春季大会準Ｖは専大松戸。センバツは1回戦で中京大中京に敗れたものの、関東大会では千葉学芸を下した関東第一を撃破し初優勝。春夏連続出場の可能性は高い。

こ優勝の遺伝子を引き継ぐ木更津総合や習志野、成田もこのまま黙っているとは思えない。木更津総合は2大会ぶりの、習志野は2大会連続の、成田は10大会ぶりの甲子園を目指す。

大型スラッガー村山亮介擁する幕張総合やダークホースの県船橋や市船橋にも注目してほしい。

全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】

本命vs対抗の2強対決にいくつかの強豪が絡み、「今年は強い」とされる中堅校がサプライズ的に引っかき回す──。それが関東各地区の基本的な構図だが、今夏はその構図に微妙なズレが生じている。やはり本命か？　それとも対抗か？　はたまたサプライズが起きるのか？

初夏の関東地方大会に例年にない異変が？！

関東の夏の地方大会に限っていえば、本命対抗（ライバル校）の争いが軸になる。その軸に、春季大会ベスト４やベスト８の常連チームや中堅ながら「今年は強い」とされるチームなどが絡む、というのが基本的な構図だ。対抗勢力がジャイアントキリングを巻き起こすこともあるが、おおむね本命や対抗が勝ち抜く。チームの仕上げ方や県大会の戦い方をよく知っているからだ。

ところが今夏、いくつかの地区でその軸が微妙に揺らいでいる。

たとえば埼玉。花咲徳栄や浦和学院をおびやかしているのは吉野創士擁する昌平だ。あるいは千葉。有薗直輝擁する新興勢力・千葉学芸の勢いに注目が集まっている。

群馬では前橋育英と健大高崎の決勝は風物詩的行事といえるが、関東学園大附や東農大二の猛追はスルーできない状況だ。山梨もまた歴代最強と呼ばれる駿台甲府の勢いが注目されている。今夏、本命や対抗は絶対王者とは呼べないのである。

だからこそ面白い。だからこそワクワクする。だからこそ目が離せない。今年の関東も熱（暑）い！

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2年ぶりの夏が戻って来た！自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち！この夏の主役候補たちに大接近！春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手！ドラ１候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み！甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ！高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !