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プロ注目の山崎琢磨擁する石見智翠館に注目!島根地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:小林雄二

全国49地区 夏の大会データベース
【島根】

開星、石見智翠館、立正大淞南の私立3校が近年の常連校だが、浜田、矢上、大田をはじめとする多くの公立校も優勝圏内に位置。私立3校公立校の戦いは今年も熱い!


《2021年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
春県王者・立正大淞南を追う普通科の公立勢。石見智翠館と開星は…

この10年は鳥取同様、2勝9敗と苦戦が続いている。とはいえ、2011年にはエース・白根尚貴(元横浜DeNA)率いる開星が、横尾俊建(楽天)、髙山俊(阪神)、吉永健太朗らを擁して優勝した日大三相手に8対11という大打撃戦を繰り広げ、2014年にもやはり優勝した大阪桐蔭をあと一歩まで追い詰めた。翌2015年は石見智翠館が興南(沖縄)相手に5対6の好ゲームを展開し、2018年は益田東が常葉大菊川(静岡)に7対8と、強豪相手に繰り広げた内容のある戦いは高校野球ファンの心を揺さぶるに十分なものだった。

その島根、今夏は混戦模様だ。中心になりそうなのは春県王者の立正大淞南。得点力に課題はあるものの持田翔秀ー谷川翔太の2年生バッテリーを中心とした守りの野球で接戦、打撃戦をくぐり抜けた力は本物。島根は全国でも珍しく普通科の公立勢ががんばりをみせているエリアだが、それは今年も同様で、昨秋・今春ともに県準優勝の浜田、センバツの21世紀枠候補校で今春県3位の矢上、同4位の大田などが甲子園を狙える位置にいる。私立勢では甲子園常連で昨秋の県覇者・石見智翠館、さらには開星とも春は元気がなかった分、夏への思いは強いはず。

過去10年島根 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【中国編】

夏の優勝を経験しているのは広島と山口。しかし直近の優勝となると33年前の1988年、広島商まで遡ることに。現状を打ち破るのは、近年総合的なポテンシャルを上げている岡山か、王国の一角・広島か、それとも…

今年もやっぱり暑い夏!各県にみえる傾向縮図

岡山は「全国制覇もできる」との呼び声もある創志学園が頭ひとつ抜けた存在。追いかけるのは岡山学芸館。この2校に古豪の倉敷商、倉敷工、関西、岡山理大附、おかやま山陽などが挑む図式となりそうだ。夏の甲子園勝率ランキングで全国4位の広島は昨秋、今春の県王者・広島新庄が筆頭格。これに広陵、広島商、そしてオールドファンには懐かしい呉港、第グループを形成する西条農、如水館、尾道、高陽東、崇徳らが挑む。

群雄割拠の山口は攻守に力のある下関国際が大本命。とはいえ、高川学園はじめ早鞆、西京、桜ヶ丘、岩国商、宇部鴻城、柳井、光、宇部商、早鞆などにも力があり、今年も激しい戦いが展開されそう。鳥取は、今春センバツで優勝した東海大相模相手に0対1と大健闘した鳥取城北と米子松蔭が強を形成。米子東、八頭、鳥取商といった実力校が“2強喰い”に挑む。島根の中心軸は立正大淞南。プラス石見智翠館、開星という私立3強のイメージが強いが、浜田、矢上、大田など普通科の公立勢も全国を狙える位置にいる。

過去5年 中国 地方大会結果

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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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