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10大会連続16度目の甲子園出場決めた作新学院に注目!栃木地区の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:西沢直

全国49地区 夏の大会データベース
【栃木】

夏の甲子園栃木代表といえば、熱狂的な甲子園ファンでなくとも作新学院の名を挙げる。それほどまでに圧倒的な存在に他校が挑む、というのが栃木高校球界の勢力図だ。


《2021年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
打倒大本命・作新学院!4強・8強常連校たちの悲願は成就するのか?

 夏の甲子園の栃木代表といえば、表を見るまでもなく、作新学院だ。仮に春季大会で敗れたとしても、夏の県大会では必ず優勝し、甲子園への切符を手にするのだから凄い。夏までにチームの完成度を上げ、間に合わせてくる。そのノウハウが作新学院にはある。春季大会決勝では10対13で佐野日大に敗れたものの、やはり本命は作新学院。栃木の勢力図は「作新学院他校」なのである。

その対抗勢力は春季大会を制した佐野日大を筆頭に、白鷗大足利、文星芸大附、青藍泰斗など強や8強の常連校が挙げられる。どこが作新学院の「対抗」になっても不思議ではない。

宇都宮勢なら、春季大会で8強入りした宇都宮と宇都宮南の動向も気になるが、まずは4強入りを果たした宇都宮工に注目したい。

その宇都宮工に敗れ、春季大会では早々に姿を消すことになった4強常連の國學院栃木もリベンジに燃えているはず。それだけに不気味な存在といえそうだ。

この夏の栃木代表はどこになるのか。例によって作新学院が仕上げてくるのか。それとも毎年涙を飲みつづけている対抗勢力の悲願がついに成就するのか。その行方を見守りたい。

過去10年栃木 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】

本命vs対抗の2強対決にいくつかの強豪が絡み、「今年は強い」とされる中堅校がサプライズ的に引っかき回す──。それが関東各地区の基本的な構図だが、今夏はその構図に微妙なズレが生じている。やはり本命か? それとも対抗か? はたまたサプライズが起きるのか?

初夏の関東地方大会に例年にない異変が?!

関東の夏の地方大会に限っていえば、本命対抗(ライバル校)の争いが軸になる。その軸に、春季大会ベスト4やベスト8の常連チームや中堅ながら「今年は強い」とされるチームなどが絡む、というのが基本的な構図だ。対抗勢力がジャイアントキリングを巻き起こすこともあるが、おおむね本命や対抗が勝ち抜く。チームの仕上げ方や県大会の戦い方をよく知っているからだ。

ところが今夏、いくつかの地区でその軸が微妙に揺らいでいる。

たとえば埼玉。花咲徳栄や浦和学院をおびやかしているのは吉野創士擁する昌平だ。あるいは千葉。有薗直輝擁する新興勢力・千葉学芸の勢いに注目が集まっている。

群馬では前橋育英と健大高崎の決勝は風物詩的行事といえるが、関東学園大附や東農大二の猛追はスルーできない状況だ。山梨もまた歴代最強と呼ばれる駿台甲府の勢いが注目されている。今夏、本命や対抗は絶対王者とは呼べないのである。

だからこそ面白い。だからこそワクワクする。だからこそ目が離せない。今年の関東も熱(暑)い!

過去5年 関東地方大会結果

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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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