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ドラ1候補の小園擁する市和歌山下し4大会連続25度目の甲子園出場決めた智辯和歌山に注目!和歌山地区の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【和歌山】

指揮官が世代交代しても智辯和歌山が勢いを継続。昨年12月にはイチロー氏が特別講師として同校を訪れ、話題になった。迎え撃つのはドラ1候補・小園健太を擁する市和歌山だ。


《2021年 センバツ結果》市和歌山 2回戦

●甲子園での戦い&夏の展望
ドラ1候補の小園に注目が集まる。今夏は市和歌山と智辯和歌山の決戦!

長年、智辯和歌山が地区をリードする和歌山県。2018年春には現在、広島でブレイク中の林晃汰らを擁する強打線でセンバツ準優勝を果たし、2019年春は智辯和歌山、市和歌山ともにベスト8入り。しかし、夏は2008年の智辯和歌山を最後に8強から遠ざかっており、前評判ほど勝てていないのが現実だ。

今夏も引き続き、智辯和歌山と市和歌山の2強が柱。市和歌山はドラ1候補の右腕・小園健太、パンチ力のある松川虎生のバッテリーが強力。智辯和歌山も完成度の高いエース・中西聖輝や1年生から4番を打つ德丸天晴など、メンバーが揃い充実している。秋は市和歌山、春は智辯和歌山が直接対決を制しているが、両校ともにどこまでエースを温存できるかが決戦の行方を左右しそうだ。

智辯和歌山は春の近畿大会でも神港学園(兵庫)を1対0で下し、大阪桐蔭(大阪)とも2対3の僅差。近年は大味なイメージもあったが、今年は引き締まったゲーム展開を見せている。

一発逆転があるとすれば、和歌山東、近大新宮、向陽あたりか。昨夏の独自大会で決勝に駒を進めた初芝橋本や古豪・箕島も上位を狙える。

その他、武庫荘総合の右腕・斉藤汰直も評判がいい。

過去10年和歌山 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【近畿編】

2018年夏は大阪桐蔭、2019年夏は履正社が甲子園を制し、「野球の本場」たる強さを発揮する大阪勢。近畿勢も天理、智辯学園、智辯和歌山、明石商などがコンスタントに上位に進出し、強固な布陣に。

全国級の名門を増やせるか大阪桐蔭、履正社に続け!

大阪桐蔭(大阪)の強さはもはや語るまでもないだろう。2010年以降だけでも春3度、夏3度の全国制覇。履正社(大阪)も春2度の準優勝の末、2019年夏には悲願の初優勝。大阪勢全体で見ても夏の選手権通算勝率.669と全国1位を誇っている。

しかし、近年の夏の甲子園は関東勢の活躍が目覚ましく、大阪勢以外の夏の優勝となると、2000年夏の智辯和歌山(和歌山)まで遡る。2014年春には龍谷大平安(京都)、2016年春には智辯学園(奈良)が紫紺の優勝旗を掴んでいるが、甲子園で強烈なインパクトを残した新興校といえば、明石商(兵庫)が挙げられる程度で、目新しさや新陳代謝に欠けるのも事実だ。

混戦の面白味もあるが、特に兵庫は戦力が分散。2015、2018年春はお膝元でありながら、甲子園に出場校を送り込めなかった。

大阪以外の近畿勢はドラ1級の大投手の出現が待たれていたが、今年は小園健太(市和歌山)が有力。京都、滋賀、奈良、兵庫からも「高卒ドラ1エース」が登場してほしい。

過去5年 近畿地方大会結果

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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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