8月8日は、新潟競馬場、函館競馬場の2場でダート界にとって重要なレースが行われる。
それは新潟競馬場が3歳限定の「レパードS(GⅢ)」、函館競馬場は古馬ダート重賞「エルムS(GⅢ)」である。
どちらのレースも後のGⅠ馬を多く輩出しているので、今回はGⅠ馬となった勝ち馬達をご紹介しよう!!
まずはエルムSより。
2003年勝ち馬「アドマイヤドン」
エルムSを勝つ前に、2歳時に芝の朝日杯FSを勝ってGⅠ馬となり、3歳時初のダートGⅠ級レースJBCクラシックでも勝ち、芝・ダートの頂点に立つ。
しかし、快進撃は4歳のエルムSを勝って以降で、フェブラリーSを含むGⅠ級レースで5勝を挙げることに。
現在は韓国で種牡馬として繋養されている。
2012年勝ち馬「ローマンレジェンド」
4歳時に初重賞制覇をエルムSで挙げ、続くみやこSも勝って臨んだGⅠレース・JCダートでは4着と負けるも、暮れの大一番「東京大賞典」を勝ってGⅠ級馬となる。
しかしその後は、6歳時に再度エルムSを勝って以降は勝ち星を挙げられないまま引退。
現在は京都競馬場で誘導馬として活躍後、乗馬として繋養されている。
次にレパードSより。
2009年の勝ち馬「トランセンド」
当レース第1回目の勝ち馬で、これが初重賞制覇となったレースである。
それ以降は4歳秋から快進撃を続け、GⅠ級4勝とドバイWCでヴィクトワールピサの2着となり、日本馬でワンツーを達成し、東日本大震災に遭った日本を勇気づけた1頭。
現在は種牡馬として繋養されている。
2012年勝ち馬「ホッコータルマエ」
ホッコータルマエにとって初重賞制覇がレパードSで、その後は日本競馬史上初となるGⅠ級で10勝を挙げる活躍をする。
現在は種牡馬として繋養されている。
このように後にGⅠ馬と活躍する馬の誕生となるか!?
発走は、どちらも8月8日11レースで、エルムSが函館競馬場で15:35、レパードSが新潟競馬場で15:45予定。
公開日:2021.08.07