エルムS(日曜・函館)ダート1700m
例年は札幌で行われる重賞ですが、今年は13年以来となる函館での施行。
年によって、時期も若干前後していますが、データは過去10年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔313〕、2番人気は〔320〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔124〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
毎年1~3番人気の少なくとも1頭は馬券圏内に。軸は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
交流GⅠの東京大賞典から〔100〕。6着馬。
同じく、帝王賞から〔010〕。2着馬。
旧JCダート(現チャンピオンズC)から〔001〕。14着馬。
平安Sから〔121〕。人気、着順不問。
プロキオンSから〔020〕。5、6着馬。
アンタレスSから〔011〕。連対馬。
交流GⅢのマーキュリーCから〔013〕。4着以内の馬。
同じく、名古屋大賞典から〔001〕。4着馬。
OPからが最も良く〔633〕。
中でも、マリーンSから〔511〕。勝ち馬4頭に、2着馬2頭、3着馬1頭。現在4年連続で連対中です。
3勝クラスから〔200〕。1、2番人気で1着の馬でした。
連対20頭中、19頭にOPクラスの連対があり、勝ち馬は17頭。例外の1頭は、ここが昇級初戦の馬でした。
また、先行馬がよく、連対20頭すべてが、4角5番手以内の馬でした。
牝馬は〔000〕。苦戦の傾向です。
年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔412〕、5歳〔524〕、6歳〔133〕、7歳〔030〕、8歳〔010〕、9歳〔001〕。
5歳、4歳の順にいいようです。
過去の好走馬が、年を跨いでも好走する傾向にあります。具体的に見ていきましょう。
11年3着エーシンモアオバー、13年2着、15年3着。
12年勝ったローマンレジェンド、14年も優勝。
14年2着クリノスターオー、16年も2着。
17年3着ドリームキラリ、翌18年2着。
18年勝ったハイランドピーク、翌19年2着。
今年は昨年の1、2着、タイムフライヤーとウェスタールンドが参戦予定。出てきたら、要チェックです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.08.06