中田歩夢が一時勝ち越しのタイムリーヒットで打率.313
3月24日、鎌ヶ谷スタジアムで行われたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、「9番・遊撃」で先発出場した中田歩夢が、2打数1安打1打点。一時勝ち越しのタイムリーヒットを放ち、打率.313で、巨人1軍昇格へアピールした。
4回、2アウト満塁のチャンスの場面で打席に立った中田歩夢は、日本ハムファイターズ先発の北山亘基の4球目147kmストレートをセンターへ弾き返し、一時勝ち越しのタイムリーヒットを放った。
7回にはノーアウト2塁のチャンスの場面で、送りバントを成功させ、1点を呼び込み、9回にもノーアウト1塁の場面で、送りバントを成功させ、また1点を呼び込んだ。
中田歩夢は、2022年のプロ野球ドラフト会議で、巨人から育成4位指名を受けて入団し、3月6日に支配下選手に登録されたばかりだ。
甲子園出場経験はないが、ずば抜けた守備力と強肩、高校通算23本塁打の打力を評価されており、1年目の2023年シーズンは、主に育成選手で編成される三軍の試合に出場し、終盤には二軍に定着。秋のキャンプメンバーに選ばれ、就任したばかりの阿部慎之助監督から直接打撃指導を受け、その才能を評価されていた。
走攻守3拍子揃った19歳・中田歩夢が坂本勇人の後釜として期待される門脇誠を脅かす存在に成長してくれることを期待したい。
公開日:2024.03.27