菊花賞(日曜・京都)
3歳クラシック3冠レースの最終戦。芝3000m戦、GⅠ。
阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔402〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔134〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年1~3番人気が1頭は連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは2つのTRから。
神戸新聞杯組が最もよく〔643〕。このうち、12頭が3着以内。例外の1頭は2番人気5着だった馬。この馬、菊花賞では3着まででした。
セントライト記念から〔121〕。連対3頭に、4番人気9着馬。
その他、ラジオNIKKEI賞から〔100〕。2着馬。
札幌記念から〔010〕。3着馬。
2勝クラスから〔014〕。芝2200~2600m戦を1、2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内24頭中、22頭が前走3着以内。
残る2頭は、神戸新聞杯5着とセントライト記念9着の馬。共に、皐月賞、ダービーを走って、どちらも皐月賞4着の馬でした。
連対16頭中、重賞勝ち馬は6頭、重賞で2着のある馬が5頭。残る5頭にもOPクラス3着以内がありました。
例えば、前走2勝クラスを勝ち上がって、20年の菊花賞2着になったアリストテレスにも、若駒S、すみれSの2着がありました。OP実績は必須のようです。
また、連対16頭中、14頭に芝2400m以上への出走歴があり、残る1頭にも芝2200mへの出走歴がありました。
もう1頭は、菊花賞を4戦目で勝った18年のフィエールマン。この馬、デビューからすべて芝1800mを走り、2戦2勝。初重賞の前走ラジオNIKKEI賞で2着になった馬です。
キャリア9戦以上は2着まで。
最後に枠順ですが、勝ち馬8頭中、6頭までもが5番枠より内の馬。残る2頭は12、13番枠の馬ですが、14番枠より外は〔022〕と2着が精一杯。
内枠有利を覚えておくといいかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.10.19