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三角形のなかでスイングすることが重要!【スウィングの真髄/辻村明志】

Text:辻村明志

両足裏の重心がつくる変形する三角形【スウィングは三角形のなかで完結する円運動②】

次に重要なのが、両足裏にかかる重心を結んだ三角形です。アドレスでは体重は足裏全体にあるため四角形ですが、スウィングが始まると三角形に、またその三角形もスウィング中に違う形の三角形になります。スウィングは円運動であり無限の三角形の集合体といいましたが、円と三角形の関係を理解するには都合のいい三角形です。

アドレスでできた四角形は、バックスウィングで左足裏の重心は親指つけ根方向に、右足は足裏全体のアドレス時よりやや内側で踏ん張ります。一方、ダウンスウィングでは、つま先側にあった左足の重心は足裏全体に、足裏全体にあった右足の重心は親指つけ根方向に動きます。

「フィニッシュでは左足1本で立てるように」とは、私もよく選手たちに行う指導ですが、これは左足の足裏全体ですべてのエネルギーを受け止めているからです。左足1本でバランスよく立てることはスウィング(円運動)が、三角形のなかで完結した証明でもあります。

いずれにせよ、三角形を意識し、その三角形のなかでスウィングすることが重要なのです。

【書誌情報】
『ゴルフのトップコーチが教えるスウィングの真髄』
著者:辻村明志

上田桃子、小祝さくらプロをはじめ、女子のトッププロたちをコーチしている本書の著者・辻村明志氏。王貞治選手の一本足打法を作り上げた故・荒川博氏に師事し、ゴルフ指導に取り入れたことは有名だ。本書は、荒川氏から受け継ぎ、コーチングに活用している「氣のスウィング理論」を解説するもの。「氣は心を動かし、心が氣を動かす」という、同氏の考えに基づき、氣の力をゴルフスウィングに活かすことを目的に、その方法をイラストと写真を使いわかりやすく紹介する。