SPORTS RELEASE
- スポーツの新しい情報をお届け! -

  • HOME
  • SPORTS RELEASE
  • プロ野球を目指していた元営業マンが、アスリートを支援する教育機関を創設

プロ野球を目指していた元営業マンが、アスリートを支援する教育機関を創設

きっかけ

代表の中田は、生粋の野球人。

大学時代には準硬式野球で学生日本代表に選ばれるなど、野球に打ち込んできました。

将来のことを考えると、なれるか分からないプロを目指すよりも一般企業で就職をすることに。


営業一筋20年。

勤めていた会社を退社し42歳で起業。その後中小企業診断士の資格を取り、経営コンサルタントとして働くようになりました。


がむしゃらに働く中で出会った少年。

彼は甲子園に出場経験のある野球名門校出身で、スポーツ推薦で大学に進学。

ケガで野球が出来なくなり大学を中退していました。

そんな彼を、心配した中田の友人から紹介されたのでした。


少年とは世代は違えど野球に本気で取り組んできたという共通点があり、

楽しく話をしていたその時。


少年「僕の人生20歳がピークでした。」

中田「そんな訳あるか!!!お前の人生のピークはまだまだ先や!」


ポロッと出た少年の本音に、中田は悲しみを覚えました。


そしてこの少年が社会人としてしっかり働けるように、ビジネス教養やマナー、営業ノウハウを叩き込みました。

まだまだ人生を諦めてほしくなかったし、もっと輝けると信じていたから。

数年後、少年は中田が紹介した会社で営業成績トップとなり、今でも活き活きと働いています。


どれだけ一生懸命野球を頑張っても、人生が豊かになるとも限らない。


【色んなことを犠牲にして登りつめたらその後は落ちるだけ】


そんな風に考えている人はこの少年だけじゃない。もっとたくさんいるんじゃないか?

野球だけじゃない。他の競技をするアスリートにも。

頑張った分だけ身についている力は必ずある。

それを知って自分の武器にしてほしい。


アスリートたちに引退後のキャリアでも夢を持ってほしい。


こうして中田はアスリートのキャリア支援をしていくことを決意しました。

アスリートたちが社会で輝くための支援を


決意してからまずは色々な情報収集を始めました。

文献を調べたり、少しでも多くのアスリートたちの声を聞こうと奔走しました。


アスリートが引退直後、心の傷が癒えていない状態のまま誰かの勧めで就職したもののうまくいかなかった、という話はものすごくたくさん聞き、実際に目の当たりにする中で


自分の人生の選択肢を自分で見つけるためには、ある一定の時間と学びが必要

だと気づきました。


そこから、アスリートたちが一番学びやすい方法はどんな形か、継続的に運営していくためのお金の仕組みは、など国内だけでなく海外事例まで徹底的に調べ始めました。


またこの頃「日本では、東京オリンピック後に大量の競技引退者が出る」との論文に辿り着き、「遅くとも東京オリンピックまでには始めないと」と思うようになりました。


構想から4年。

ついにスキームが完成。

この事業の名前も決めました。


「日本営業大学®️」


ちょっと泥臭いけど自分の進路をしっかり考える場所。

学びながら準備をしていく場所にしたい。


あえて営業という言葉を入れたのは、競技と全く違うビジネスを学ぶ場所であることを示したかったから。営業パーソンを育成したいわけではなく、営業力と人間力を身につけてほしいと思ったから。


アスリートにビジネスを教える講師たちも、現役のビジネスパーソン。


派手な経歴ではなく、実績重視で講師を選考。


一般の人に知られているような有名な講師はいません。

それでも生きた知識を教えられる。

アスリートの救いになりたいという、中田の志に共感してくれた人たちを選びました。


科目もアスリートたちが「面白そう!」「学んでみたい!」と思ってもらえるように工夫。


堅苦しい学びではなく、すぐ実践できどんなものにも応用がきく学びを集めました。

受講生集めに苦戦…


スキームやカリキュラムも完成。講師陣も揃った。

そして日本営業大学の開校は2020年4月に決定!


さぁ、あとは受講生が入ってくるだけ。


2019年夏頃から本格的に受講生獲得に動き出しました。

まずは目玉となるアスリートに入ってもらいたい。

野球人なら自分の知り合いを探していけばたどり着けるかもしれない。


その道は果てしなく遠いものでしたが、

様々なチーム、団体、選手会などに出向き思いとスキームを伝えました。


そんな中、知り合いの紹介で

その年の秋に戦力外通告を受けた元北海道日本ハムファイターズの森本と出会いました。

彼にどうして始めようと思ったのか、

どんなことをしたいと思っているのかを伝えている中で、

「中田さん、そんなやついっぱいいますよ。俺も学ぼうかな」と。


森本は高卒ルーキーとしてドラフト2位で日ハムに入団した選手です。

その時のドラフト1位はあの、大谷翔平選手。



この出会いを皮切りに、

同じく元日ハムの森山恵佑、元横浜DeNAベイスターズの水野滉也、

元プロテニスプレーヤーの藤原里華、現役スピードスケート選手など

プロを経験したアスリートを中心に8名が受講することに。

開校直前に中田、コロナに倒れる



あとは開校するだけとなった2020年4月上旬。

中田がコロナウィルスに感染し、入院。


これまで中田を中心にすべてのことを行っていたため、現場は大混乱。

それでも「開校は延期するけど、集まってくれた受講生に何かしてあげたい」と

事務局や講師陣が協力し、特別講義をオンラインで実施することに。


その頃、中田は集中治療室に入り10日間まったく意識なし。

集中治療室から出ても一般病棟で4日入院し、

合計で18日間闘病し無事に帰還。


退院後その事実を聞かされ、チームワークのありがたさを中田は実感しました。


スタッフ、講師、受講生一同中田の退院に安堵するものの、

運営方法には早急に解決しなければならない課題が出来ました。


まずは開校式を2020年5月とすること。


東京校・大阪校で対面講義を予定していましたが、

すべてオンライン講義に切り替えることを決断。


一人が倒れても困らないように、情報共有方法の見直しと

チームでの運営体制に切り替えました。


開校から1年で、延べ99名のアスリートが受講


2021年7月、第4期となる受講生たちが受講修了します。

現役Jリーガーから、世界的パフォーマー集団の一員、

海外でプレーしていたがコロナで帰国を余儀なくされていた者など

背景は様々。


もしかしたら引退はまだまだ先かもしれない。

いや、今年かもしれない。


先が見通せない中でも、未来に向かって取り組むアスリートたちを

本気で応援したい。


これが日本営業大学に関わるスタッフ共通の思いです。


私たちは一人でも多くのアスリートを応援し、

アスリートたちが競技引退後も活躍する姿を通して

スポーツに励む子供たちの夢を後押しできると信じています。


できることはわずかかもしれない。

でもアスリートたちに倣い、どんな状況になろうとも

諦めずに地道に努力してまいります。





行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内