「こうすればこういう球が出る」と「この状況ではこうする」をつなぐ
伊澤式アプローチパレットの利用イメージ
適切な引き出しを選ぶためには……
14項目を試して「こうすればこうなる」がわかると、次の段階として「こういう状況ではこうする」の答えが出せるようになってきます。状況に「こうすれば、こうなる」を当てはめる作業になるわけです。
芝の状況、ピンまでの距離、グリーンの状態など考えるべきポイントを踏まえ、ご自身の中にある引き出しが多ければ、よりその環境に適した打ち方を選べることができます。そのためにも先述した通り、考えること、試すことがとても大切になり、その元にしていただきたいのが、この後に詳しく紹介する14項目に分かれている伊澤式アプローチパレットです。環境の違いを見極めることも大切ですが、同様に打つことでゴルフは成り立ちます。
打つ上で、握り方、肩や足のライン、振り方など様々な要素を存在しているので、まずはそれを本書で知っていただき、練習場やゴルフ場にあるアプローチ練習場などでどんどん打ってみてください。答えはいくつもあるのですが、その中で自分は何が得意なのかを知っておくことで自分なりのパレットの使い方がわかってきます。
出典:『スピンを操る The Approach Palette』著/伊澤秀憲
【著者情報】
●伊澤秀憲
二度の賞金王、 伊澤利光を叔父にもち、インストラクターの祖父・利夫さんより2歳から英才教育を受けてきた。同年代の石川遼プロとは親交が深く、技術的なアドバイスを送るなど、その卓越した指導法でも注目を集める。特に”アプローチの神”とされるショートゲームについては多くのツアープロから支持を集めている。アンダーパー所属。
【書誌情報】
『スピンを操る The Approach Palette』
著者:伊澤秀憲
【購入者限定!伊澤秀憲アプローチドリルスイング動画付き】著者は世界で活躍し、国内ツアーで2度の賞金王にもなったプロゴルファー伊澤利光氏の甥。その伊澤プロを育てた氏の祖父・利夫さんから2歳よりゴルフの指導を受け、ゴルフ漬けとも言える日々を送る。ジュニア時代より各大会で好成績を残し、日本ゴルフ史上初めてマスターズを制した松山英樹プロや国内ツアー最年少記録を持つ石川遼プロなど同世代としのぎを削る。その中で氏のアプローチ技術は石川遼プロを始め多くのプロから神業と称され、現在ではゴルフ界で最も注目を集める若手プロの一人となっている。本書ではそんな氏の代名詞とも言えるアプローチに特化し、セオリーとされる打ち方やスタンス、グリップなどに対して、時に真逆の考えを取り入れた氏が導き出した新たなアプローチ概念を詰め込んだアプローチ指南書となる。実際、プロでもスコアを崩す要因の一つがアプローチと言われ、アプローチは奥が深いわりに、使用頻度や技術レベルが高いのが特徴である。だからこそ、本書ではそんなアプローチの深さ、面白さをより多くの方に知っていただき、アマチュアでも実際に活用できる考えや目安、テクニックを掲載し、アプローチをより身近に、より楽しめる一冊となっている。
公開日:2023.12.06