守備の原則①どこから守備をするのかをチームで共有する
守備のチーム戦術の考え方
プレスの位置や基準を明確にする
守備はチームコンセプトを考え共有することが重要です。チームとしてどこから守備をしていくのか、どこを奪いどころとするのか。それらの設定を決めましょう。4バックの場合は4-4-2の形で守備をするほうが役割がはっきりしやすいです。前線がファーストディフェンダーとなり2列目がセカンドディフェンダーとなります。守備のやり方は様々ですが、ここでは一番シンプルで分かりやすい方法を紹介していきます。プレスの位置や基準を明確にすれば守備は身につけられます。
守備のライン設定と基準
前線と最終ラインの距離を縮め、コンパクトにする守備が現代サッカーでは重要。
前線と最終ラインが間延びすると相手に好き勝手にやられてしまう。
どこにボールが出たときに奪いにいくか
相手のサイドバック(SB)にボールが出たタイミングで一気に守備のスイッチを入れるなど共有しておく。
狙いを決めたら全員でスライドしてプレッシャーをかけていく。
【出典】『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』 著:林陵平
【書誌情報】
『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』
著:林陵平
日本がワールドカップなどに出場できるようになって以来、ドリブルやシュートといった個人技以外に、選手それぞれの「動き方」というのが注目されるようになってきました。「オフ・ザ・ボール」と言われる、ボールを持っていない時の動き方のことです。実際にボールを持っているプレイヤーは一人ですので、その他大勢のプレイヤーがどう動くのかが試合展開や勝敗を左右し、各監督の戦術につながる考え方の基盤となります。本書はポジションごとの動き方はもちろん、攻撃時・守備時・サイドアタック・フィニッシュなどの目的別の動き方、体の使い方、戦術を写真とイラストで解説し、QRコードから動画視聴もできます。現代の欧州サッカーに精通している著者を起用することで、強豪国などが実際に行っているサッカー戦略、ポジショニング、動き方を解説できます。
公開日:2024.08.15