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3大会連続15度目の甲子園出場決めた近江に注目!滋賀地区の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【滋賀】

強豪ひしめく近畿で苦戦を強いられてきた滋賀県勢。しかし、2018年には近江、彦根東、膳所の3校がセンバツに出場するなど、差を詰めてきた。大きな期待がかかるのは、やはり近江か。


《2021年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
劇的レベルアップで近畿大会でも善戦。滋賀学園や綾羽の本格化は近い!

2001年夏に甲子園準優勝、2018年夏にベスト8に進出した近江が地区の中心。特に2018年夏は2年生エース・林優樹を擁し、1回戦で優勝候補の智辯和歌山(和歌山)を撃破。試合前のノックの時点で目に見えて分かるほどチームの完成度が高く、締まりも抜群。現地の野球ライターの間で「今年の近江はすごい」との評が駆け巡った。勢いそのままに前橋育英(群馬)、常葉大菊川(静岡)も倒し、準々決勝に進出。惜しくも金足農(秋田)に劇的2ランスクイズで敗れてしまったが、今後もあのクラスのチームを作れるのであれば、全国制覇も夢ではないだろう。

2016年にセンバツ8強に入った滋賀学園も元気がいい。秋の滋賀大会では近江を5対4で競り落とし、近畿大会でも優勝した智辯学園(奈良)を相手に延長回、8対9の死闘を繰り広げた。

初の甲子園を狙う綾羽も今春の滋賀大会を制し、近畿大会でも名門・大阪桐蔭(大阪)と5対7の接戦。

立命館守山も春3回戦で近江に3対2の勝利。好右腕・北村怜士が2失点完投の好投を見せた。

その他、比叡山、彦根東、水口、水口東なども力を付けており、逆転があっても不思議ではない。

過去10年滋賀 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【近畿編】

2018年夏は大阪桐蔭、2019年夏は履正社が甲子園を制し、「野球の本場」たる強さを発揮する大阪勢。近畿勢も天理、智辯学園、智辯和歌山、明石商などがコンスタントに上位に進出し、強固な布陣に。

全国級の名門を増やせるか大阪桐蔭、履正社に続け!

大阪桐蔭(大阪)の強さはもはや語るまでもないだろう。2010年以降だけでも春3度、夏3度の全国制覇。履正社(大阪)も春2度の準優勝の末、2019年夏には悲願の初優勝。大阪勢全体で見ても夏の選手権通算勝率.669と全国1位を誇っている。

しかし、近年の夏の甲子園は関東勢の活躍が目覚ましく、大阪勢以外の夏の優勝となると、2000年夏の智辯和歌山(和歌山)まで遡る。2014年春には龍谷大平安(京都)、2016年春には智辯学園(奈良)が紫紺の優勝旗を掴んでいるが、甲子園で強烈なインパクトを残した新興校といえば、明石商(兵庫)が挙げられる程度で、目新しさや新陳代謝に欠けるのも事実だ。

混戦の面白味もあるが、特に兵庫は戦力が分散。2015、2018年春はお膝元でありながら、甲子園に出場校を送り込めなかった。

大阪以外の近畿勢はドラ1級の大投手の出現が待たれていたが、今年は小園健太(市和歌山)が有力。京都、滋賀、奈良、兵庫からも「高卒ドラ1エース」が登場してほしい。

過去5年 近畿地方大会結果

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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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