函館スプリントS(日曜・札幌)芝1200m
レース名通り、例年は函館で行われてきたレース。今年は札幌での施行ですが、データは過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔212〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔344〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券4本。
波乱のスプリント重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔211〕。
桜花賞から〔200〕。
ヴィクトリアマイルから〔012〕。
NHKマイルCから〔011〕。
オークスから〔001〕。
京王杯SCから〔201〕。
阪神牝馬Sから〔100〕。
阪急杯から〔010〕。
重賞組の人気、着順は不問です。
芝のOPから〔242〕。3着以内6頭に、4着と6着の馬。
ダートのOPから〔010〕。14着馬。
3勝クラスから〔102〕。勝ち馬2頭と10着馬。
2勝クラスから〔010〕。こちらは勝ち馬でした。
連対20頭中、19頭に芝1400m以下の重賞3着以内またはOP勝ちがありました。
勝ち馬10頭に限れば、9頭にOPクラスの勝ちがあり、例外の1頭は19年のガイザーメランジェ。
ですが、この年は有力馬を含む6頭が除外で、7頭立てで行われました。これを例外と見れば、勝ち馬にOP実績は必須と言えそうです。
また、連対20頭中、14頭に芝1200mでの勝ちがあり、残る6頭中5頭には芝1400m、1600mの重賞勝ちがありました。
牝馬は〔327〕。
年齢別では、3歳〔232〕、4歳〔234〕、5歳〔412〕、6歳〔121〕、7歳〔110〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
6歳以上で馬券に絡んだ7頭は、すべて6番人気以下の伏兵で、その多くが洋芝巧者でした。
過去10年で、逃げ馬が〔221〕と、半数の5回で馬券圏内に。
小回りの開幕週。前残りに注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.06.09