函館2歳S(土曜・函館)芝1200m
世代最初の重賞。7月の施行になったのが、12年のこと。従いまして、データは過去9年です。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔112〕。
6番人気以下〔144〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
8年連続で7番人気以下の伏兵が、また近6年連続で2ケタ人気馬が、馬券圏内に来ています。
ステップレースは2つのみ。新馬戦または未勝利戦。すべて、その前走は1着でした。
条件別に見ていきましょう。
新馬戦
芝1000m〔200〕。
芝1200m〔547〕。
芝1400m〔011〕。
芝1800m〔010〕。
ダート1000m〔010〕。
未勝利戦
芝1200m〔221〕。
勝ち馬9頭すべてが、前走函館から。
また、馬券圏内27頭中、23頭が前走函館から。
ただし、今年は変則開催で、札幌からスタート。柔軟に考える必要がありそうです。
ちなみに、他場からの連対は、19年2着のタイセイビジョンだけ。この馬は、阪神芝1400mの新馬勝ちからでした。
馬券圏内27頭すべてが、キャリア1または2戦の馬。
1戦は〔878〕。
2戦は〔232〕。
東西の別では、
関東馬〔264〕。
関西馬〔735〕。
性別では、
牡馬〔555〕。
牝馬〔444〕。
2歳のこの時期、まだセックスアロウワンスはないので、同じ54キロで走ります。
やや牡馬優勢ですが、ほとんど互角と見ていいでしょう。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.07.16