函館記念(日曜・函館)芝2000m
芝2000mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔100〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔302〕。
6番人気以下〔1/10/8〕、2ケタ人気馬〔151〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本。
2着はすべて7番人気以下の伏兵。
10年のうち、馬券圏内に7番人気以下が2頭いるのが9回。
大波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
天皇賞・春から〔011〕。人気、着順は不問。
NHKマイルCから〔001〕。13着馬。
目黒記念から〔300〕。2着または2番人気に推された馬。
金鯱賞から〔100〕。5着馬。
日経賞から〔010〕。3着馬。
エプソムCから〔211〕。掲示板3頭に、10着馬。
鳴尾記念から〔201〕。3着以内2頭に、6着馬。
新潟大賞典から〔011〕。人気、着順は不問。
マーメイドSから〔001〕。11着馬。
OPの巴賞から〔152〕。人気、着順は不問です。
福島テレビOPから〔100〕。3着馬。
五稜郭Sから〔010〕。6着馬。
都大路Sから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔001〕。1番人気1着馬です。
トップハンデは、10年で10頭いて〔120〕。
この3頭は、すべて前走3着以内の馬です。
勝ち馬のハンデは57.5~54キロで、平均すると55.15キロ。
2着馬は58~52キロで、平均54.7キロ。
3着馬は57.5~53キロで、平均55.15キロ。
連対20頭すべてに、芝1800m、2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中、19頭にOPクラス3着以内があり、例外の1頭にもOPクラス4着がありました。
連対20頭中、18頭に重賞での掲示板があり、うち6頭は重賞勝ち馬でした。
牝馬は〔001〕。
脚質的には、逃げ馬が〔301〕。抜けていいわけではありませんが、注意は必要です。
年齢別で見ると、3歳〔001〕、4歳〔231〕、5歳〔305〕、6歳〔212〕、7歳〔240〕、8歳〔111〕、9歳〔000〕、10歳〔010〕。
ベテランの頑張りが目立ちます。
8頭を馬券圏内に送り込んでいる巴賞組ですが、そのうち7頭が7番人気以下。
洋芝巧者が巴賞をひと叩きして、函館記念で勝負。そんな青写真が見え隠れします。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.07.14