菜七子と聖奈は無事!? アイビスSDで死の馬番に入ってしまった馬とは!?
今週は、夏の風物詩「アイビスサマーダッシュGⅢ」が新潟競馬場で開催される。
ここでの注目は、なんと言っても藤田菜七子と今村聖奈の女性騎手による競演であろう。
どちらも女性騎手としてJRA重賞を制したことがあり、どちらかがここでJRA重賞2勝目を成し遂げることが出来るのか? 過去10年のデータから推理してみる。
1,馬齢
5歳馬がトップの4勝を挙げ、4歳馬が3勝、7歳馬が2勝、3歳馬が1勝のデータとなっている。出走頭数が少ない訳でもないのに6歳馬の成績が悪いのは意外だ。また、8歳馬以降のベテラン馬は過去実績があったとしても勝ち馬からは外すべきだろう。
気になる二人の馬だが、藤田菜七子は④スティクス:4歳馬。今村聖奈は⑭オヌシナニモノ:5歳馬に騎乗する。若干だが今村聖奈が有利傾向にある。
2,前走クラスとレース
前走で条件レースを走った馬の勝ちはない。
また、GⅡ、GⅠを走った馬の勝ちもない。
勝ち馬が最も多いクラスは前走GⅢの6勝で、次いでOPクラスの4勝。この二つのクラスのみで、内訳はCBC賞組が4勝、韋駄天S組が3勝と続いている。
藤田菜七子の④スティクスは前走でCBC賞を、今村聖奈の⑭オヌシナニモノはOPレースだが勝ち馬を輩出していないダートの松風月Sと、藤田菜七子に分がある。
3,前走着順
前走で4着以内だった馬が9勝を挙げ、掲示板外から巻き返したのは1頭しかいないうえ、二桁着順となると1頭も現れていない。
藤田菜七子の④スティクスは7着、今村聖奈の⑭オヌシナニモノは11着とここでも藤田菜七子に分がある。
4,枠番・馬番
枠番では8枠が最多の4勝を挙げ、続いて7枠と外枠が圧倒的に有利なレースだが、内枠でも頑張っている枠がある。
その枠は2枠で勝ち馬を1頭出しているうえに、複勝率でも23.5%と8枠の29.2%と比べても遜色ない数字を出している。
これをさらに馬番で見てみると、やはり浮かび上がってきた3着内すら入っていない死の馬番が⑤番・ロードベイリーフ、⑦番・キタイ、⑱番・レジェ―ロの3つの番号である。
さあ、ここで気になる藤田菜七子のスティクスは2枠④番、今村聖奈のオヌシナニモノは7枠⑭番と、どちらの枠番、馬番ともに勝ち馬を出したこともあり、ここでは両者に差は生まれなかった。
以上の4つのデータから、今村聖奈の⑭オヌシナニモノより、藤田菜七子の④スティクスが二つのデータで有利にあり、この2頭の比較では優位と見た。
しかし、もっと勝ち馬に近い存在は他にいる。
それは、4つ全てのデータに該当した⑯ビリーバーと⑰シンシティの2頭である。
果たして、女性騎手が勝つのか!? データ通り外枠の2頭から勝ち馬が現れるのか!?
発走は、7月31日の新潟競馬場11R、15時45分予定。
公開日:2022.07.30