春秋スプリントGⅠ連覇を狙う馬たち
JRAが10月10日からの有観客を発表したので、一先ず無観客GⅠレース最後となる「スプリンターズS」が、中山競馬場で行われる。
今年は、春の再現となるか?「高松宮記念(GⅠ)」を勝ったモズスーパーフレアと、2着馬のグランアレグリアが出走してくる。
その戦いに割って入れるか、北九州記念勝馬レッドアンシェル、キーランドC勝馬エイティーンガール、セントウルS勝馬ダノンスマッシュなども、GⅠ制覇を狙っている。
モズスーパーフレアの史上6頭目の同一年、春秋スプリント制覇となるのか?
その前に、その同一年春秋スプリント制覇馬を紹介しよう!!
1996年春秋スプリント制覇
「フラワーパーク」
初GⅠ参戦となった高松宮杯(現:高松宮記念)をレコードで勝利!!
安田記念は9着惨敗するも、秋のスプリントGⅠ、スプリンターズSを勝ち、初の同一年春秋スプリント制覇馬となる。
引退後は繁殖馬として東京新聞杯を勝った「ヴァンセンヌ」を産む。現在は繁殖牝馬も引退し、スガタ牧場で余生を過ごしている。
2001年春秋スプリント制覇
「トロットスター」
4連勝で高松宮記念を制覇。続く安田記念では14着と惨敗するも、秋初戦のスプリンターズSを勝ち、同一年春秋スプリント制覇馬となる。しかし、その後は勝てず種牡馬となるも、活躍馬を出せないまま2015年に死亡。
2009年春秋スプリント制覇
「ローレルゲレイロ」
春の高松宮記念で勝利。父キングヘイローも勝っており、レース史上初の父仔制覇を成し遂げる。秋のスプリンターズSでは逃げを図ったところに、ビービーガルダンが追い込んできたがハナ差で勝利。同一年春秋スプリント制覇馬となる。その後は種牡馬となるも、芝での活躍馬は未だ現れていない。
2013年春秋スプリント制覇
「ロードカナロア」
スプリンターズSを2連覇、香港スプリントを2連覇するなど、GⅠ通算6勝を挙げる。一度も馬券圏を外すことなく引退し種牡馬となる。種牡馬でもアーモンドアイを代表に、多くの産駒が活躍中である。
2013年春秋スプリント制覇
「ファインニードル」
短距離路線で実績を積み。初重賞制覇となったセントウルSから、続くGⅠスプリンターズSに参戦するも惨敗する。
翌年は、国内では負けなしで春秋スプリント制覇を達成するも、香港での2戦には勝てずに香港スプリントを最後に引退。現在は種牡馬としての日々を送っている。
果たして、モズスーパーフレアは勝てるのか⁉グランアレグリアの逆転となるか⁉
発走は、10月4日 中山競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2020.10.03