野球に関する仕事に就きたい!
野球に関する仕事も多種多様です。ここでは「試合に関わる」仕事を紹介します。
審判
審判は、主にプロ野球を担当する人と、それ以外の高校・社会人野球などを担当する人の2つに分かれます。
日本のプロ野球の審判は難易度が高く、NPBアンパイア・スクールを卒業後、適正診断を受けて、腕が認められた人だけが審判になることができます。もしプロ野球の審判員になったとしても、初めは二軍の試合や地方の独立リーグを担当することが多いです。最高峰である一軍の試合の球審を担うには、数年の修行を積まなくてはなりません。
また、試合前にボールが光に反射して見えなくならないよう、ボールに砂をまぶす作業があったり、試合後には反省会をするなど、見た目以上にハードな一面もあります。
高校・社会人野球などを担当するには、各都道府県に存在する野球協会へ所属し、小規模な試合から経験を積んでいきます。こちらはプロ野球と異なり、報酬は決して多くないため、アルバイトを掛け持ちしたり、副業として審判をこなすという働き方が多く見られます。
トレーナー
コーチやスカウトなどのプロ野球にまつわる職種は、元プロ野球選手が引退後に就任することが多いですが、トレーナーは野球未経験でもなることができます。
選手の身体コンディションを管理する裏方スタッフのため、試合に関わらないのではないかと思われがちです。しかし、試合中にケガをした選手の応急処置をするためにベンチに入るトレーナーもいます。
試合以外もチームに帯同し、選手のスケジュールに合わせてマッサージやテーピング、選手の動きをチェックすることもトレーナーの大切な役割です。鍼灸師、マッサージ師の資格があれば採用に有利なことはもちろん、大ケガによる長期離脱を余儀なくされ、リハビリが必要な選手のために、理学療法士の需要も高まってきています。
また、一流プレーヤーになると個人でトレーナーだけでなく、管理栄養士などと契約して食事を管理する選手もいます。ひとえにトレーナーと言っても、様々な分野や働き方が存在するので、より自分がどのような分野で携わりたいかを明確にする必要があります。
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公開日:2020.10.25
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