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「ドミニカ戦に全てを懸けて戦おう」荒木絵里香が意気込み語る【東京オリンピック】

東京五輪 バレー女子日本代表 主将・荒木絵里香囲み取材

主将・荒木絵里香「厳しい、苦しい戦いが続いているが、次の試合にエネルギーを注ぎ、このチームで先に進むんだという強い気持ちで頑張りたい」

バレーボール女子日本代表の荒木絵里香主将は1日、オンラインで囲み取材に応じ、東京五輪ここまで4戦の振り返りや現在のチームの様子などについて語った。


――ここまで4試合を終えての振り返りをお願いします。想定内のこと、想定外のことは何ですか?

荒木:本当に厳しい、苦しい試合が続いているのが現状ですけど、戦いの最中なので、次の試合にエネルギーを注いでいきたいと思っています。オリンピックが厳しい戦いになるということは想定内のことでしたが、想定外のことといえば、やはり古賀(紗理那)選手の怪我はチームにとって大きな影響がありました。

――オリンピックは他の大会と違うと感じる部分はありますか?

荒木: 海外のチームの戦う姿勢、1点が取れた時の喜び方であったり、そういうところが先日行われたネーションズリーグの時とは比較にならないくらいのパワーや熱量を感じます。 そこはオリンピックでしか感じられないものだと思います。

――古賀選手の怪我はチームにどのような影響があったと感じていますか?

荒木: 彼女は攻守において間違いなくチームの軸の選手ですし、ネーションズリーグもほぼフルで戦い抜いてきました。プレーはもちろん、コートの内外で声かけもたくさんしてくれるので、そういう意味での影響が大きかったと感じています。

――出身地・岡山から応援している方々に向けて、一言。

荒木:先日、出身中学校の方々から寄せ書きの日の丸の旗をいただいたりして、今でも地元の皆さんの自分への応援が大きなエネルギーになっているので、良い結果を出して皆さんに感謝の気持ちを伝えられるように頑張りたいと思っています。

――ブラジル戦の敗戦から韓国戦にはどのように切り替えて臨みましたか? そして、韓国戦では本当に悔しい負け方をしましたが、そこから明日のドミニカ共和国戦に向け、キャプテンとしてチームにどのように働きかけていますか?

荒木:ブラジル戦の後は「やるしかないよね」と。「チームとしてオリンピックに向けて、ここまで懸けてきた思いを全部出そう。みんなで必死になって、どんな形でもいいから1点をとれるように戦おう」という話をみんなとしました。

昨日の敗戦後は本当に悔しくて、私がまだ言葉が何も出てこない状況の中でも、他の選手は「次はこういうふうにしないとね」「ここがこうだったよね」という次に向けての話し合いを自分が更衣室に入った時にはしていて、私もそういうふうにすぐに切り替えられました。

今は次に勝てば決勝トーナメントに行けるというわかりやすい状況なので、 次のドミニカ共和国戦にすべてを懸けて戦おうという話をみんなにしています。

――古賀選手が韓国戦から復帰することは荒木選手や他の選手たちは事前に知っていたのかどうかということと、昨日の古賀選手の表情やプレーを見てどのように感じたのかを教えてください。

荒木:韓国戦での復帰を目安に頑張りたいと言っていたのは知っていました。 ただ、スターターでいくということは当日に知りました。昨日の紗理那は一緒に戦っていて、すごくいろいろな思いが全身から伝わってきたし、そういう紗理那の存在に自分たちはさらに大きなエネルギーをもらって戦った試合でした。だからこそ、勝ち切れなかったことがすごく悔しいです。

――荒木選手は何度もオリンピックに出場されてきて、勝った時も追い込まれた時もあったと思いますが、今回は明日が大一番という形になりました。明日の試合の「ここだけは絶対に頑張らなければいけない」という部分を教えてください。

荒木:先ほども言いましたが、ここまで東京オリンピックに懸けてきた思いであったり、そういうものをすべて出して、それをチーム全員で大きなものにして戦うということ、戦術面ではチームとしても個人としても、それぞれのやること、約束事を徹底するということが絶対だと思います。そして、何よりも「勝ちたい」という気持ちと、「このチームでもうひとつ先のゲームをするんだ」、「先に進むんだ」という強い気持ちで、選手スタッフ一同、応援してくださる皆さんの思いを力にして、精一杯頑張りたいと思います。

情報提供『バレーボールマガジン』
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