東京五輪 バレー日本代表男子 ブラジル戦の結果
日本男子が世界バレー覇者ポーランドに奮闘もストレート負け 2勝2敗で予選突破の行方は最終イラン戦へ
バレーボール日本男子代表は30日、有明アリーナで世界バレー連覇のポーランドと対戦し、内容は競り合ったものの、セットカウント0-3で敗れ、2勝2敗となった。
日本のスターティングメンバーは以下の通り。
小野寺太志、山内晶大、西田有志、関田誠大、石川祐希、高橋藍、リベロ山本智大
第1セットはポーランドが1-3とリードしての立ち上がり。日本は西田有志のサーブから初めて勝負をかける。ポーランドはVリーグでおなじみのクビアクはベンチ。時折山内晶大らのクイックを混ぜながら、石川祐希、高橋藍らがしっかりと得点する。中盤からは西田有志も加わり、均衡した展開で終盤まで1点差を追う。ポーランドが20点に乗せてから高橋藍にミスが出て2点差に。そのままポーランドのブロックなどで22-25とポーランドに先取された。
第2セットもポーランドが走ろうとするところを西田有志のストレート、山内晶大のクイックなどで食い下がる。だが5-8となったところで日本がタイムアウト。タイムアウト明けに高橋藍が被ブロックで5-9。高橋藍に代えて高梨健太がはいる。このセット、ポーランドは速攻をよく使い、11-16と走られる。ここから石川祐希のサービスエース、西田有志のサーブで崩してからのブレイクで2点差まで詰め寄るが、レオンのサービスエースが決まり、再び4点ビハインドで2度めのタイムアウトをとる。石川祐希がクレクをブロックするなどまた2点差にするがそこからポーランドに走られ、21-25でセットを連取される。
第3セットは高梨健太をそのままスタートから起用。日本はローテーションを回して関田誠大がバックライトでのスタート。ここで連続失点し、3-6と走られたところで早めにタイムアウトを取る。西田有志がサーブで崩して高梨健太がチームメイトのクレクをブロックし、さらに関田誠大がこの試合2本目のブロックを決めて7-7と追いつく。山内晶大のサーブをポーランドがミスをして逆転。1歩先に出る。続いて西田有志がうまくポーランドコートにプッシュを落とし、2点差としたところでポーランドがタイムアウト。だがビエニエクのサーブで崩され逆転を許し、マッチポイントは1度しのいだものの24-26で落とし、ストレート負けを喫した
日本はこれで2勝2敗となり、予選ラウンド最終戦のイラン戦で予選突破が決まる。
イラン戦は1日19時40分から。
写真提供:FIVB
情報提供『バレーボールマガジン』
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公開日:2021.07.31