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【有馬記念】ファンの評価は本当に正しい!? 過去に有馬記念を二桁人気で勝った馬とは!?

Text:あもあもだいち

有馬記念での二桁人気馬の成績は?

2020年、コロナの影響で無観客レースも続き、とても大変な1年だった。

そんな、今年を締めくくるべき総決算レース「有馬記念」が中山競馬場で行われる。

無敗の三冠馬のコントレイルとデアリングタクトは出走しないが、宝塚記念を制した⑨クロノジェネシスを筆頭にGⅠ馬8頭が出走してくる。

そのクロノジェネシスは、昨年のリスグラシューに続いて、牝馬としては2頭目(牡馬は8頭が達成)の春秋グランプリ制覇がかかっている。

それに待ったをかけるべく、過去GⅠを制した7頭だけでなく、GⅠ未勝利組の8頭も虎視眈々とグランプリ制覇を狙っている。

そこで、グレード制導入以降に二桁人気馬が勝った有馬記念を調べてみると、1992年に勝ったメジロパーマーが最後。それ以降、二桁人気の馬は一度も勝っていない。

そればかりか、昨今は3着以内に入ることも少なく、2012年に2着に入ったオーシャンブルーを最後に、二桁人気の馬は3着以内にも入っていないのだ。

また、3着以内に2頭の二桁人気が入ったレースは1987年と2008年の2回しかない。さすがファン投票で出走が決まるレースらしく、ファンの目がかなり正しいとも言える。

ここでは、ファンの評価を覆して二桁人気から勝った過去のグランプリ馬を紹介しよう!!

1987年・勝ち馬「メジロデュレン」

3歳時(現年齢表記)に菊花賞を制しGⅠ馬となる。

翌年の4歳時に天皇賞(春)を目標に始動し調整するも、骨折し断念。

秋に復帰するも結果が悪く、そんななか有馬記念に出走すると10番人気を覆し勝利する。しかしこれが同馬にとって最後の勝利であった。

1991年・勝ち馬「ダイユウサク」

一度もGⅠを勝つことなく、6歳(現表記)時に初めて出走した有馬記念。15頭立て14番人気とブービー人気にもかかわらず、当時のレコードタイムで勝利する。

しかし、それ以降に勝ったレースはなく「史上最強の一発屋」と言われている。

1992年・勝ち馬「メジロパーマー」

4歳時(現表記)に札幌記念を勝ったあと、一度は平地レースで精細を欠き障害レースへ転向する。

しかし翌年5歳時に飛越が下手なため、平地レースへ戻ると春に9番人気ながら宝塚記念を制覇する。

その後は不調に陥ったため、春に宝塚記念を勝っているにもかかわらず、有馬記念では16頭立て15番人気のブービー人気だった。しかし、その評価を覆す走りを見せ史上5頭目の春秋グランプリ連覇を果たした1頭。

果たして今年は、人気通りの決着となるのか、それとも二桁人気馬の逆襲があるのか!?

発走は、12月27日(日) 中山競馬場 11レース 15時25分予定。

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