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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【有馬記念】過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

有馬記念(12月27日 中山11R)芝2500m

1年を締めくくるグランプリ。

過去10年、1番人気は〔521〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔112〕。

6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔011〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券1本。

10年のうち7年で、8番人気以下の伏兵が馬券絡み。波乱含みと言ってよさそうです。

ステップレースを見ていきましょう。

菊花賞から〔412〕。勝ち馬または1、2番人気に推された馬。

ジャパンCから〔346〕。掲示板確保の馬が10頭。掲示板を外していた馬は2着に1頭、3着に2頭です。

天皇賞・秋から〔020〕。共に2番人気で、1着と6着だった馬。

エリザベス女王杯から〔010〕。7着馬。

海外GⅠから〔201〕。勝ち馬2頭は連対馬です。

アルゼンチン共和国杯から〔100〕。勝ち馬。

金鯱賞から〔020〕。勝ち馬と3着馬。

中日新聞杯から〔001〕。1番人気1着馬です。

前走でGⅠ(海外も含む)を走っていた馬が〔989〕と圧倒的。

その他、GⅡからが〔120〕。GⅢからが〔001〕となっています。

連対20頭中、14頭にGⅠ勝ちがあり、3頭にGⅠ2着がありました。残る3頭中、2頭は前走GⅡ勝ちから、1頭は前走菊花賞1番人気4着からの馬。

上記GⅠ連対歴のある17頭中、14頭は同年のGⅠ連対馬です。

また、連対20頭中15頭に芝2400m以上のGⅠでの3着以内があり、残る5頭中3頭は芝2400m以上に勝ちがありました。どちらもない2頭は中山芝の連対率100%の中山巧者でした。

同年重賞勝ちの無い馬は2着まで。

また前走、勝ち馬から1秒以上離されて連対したのは、14年2着のトゥザワールドだけです。

牝馬は〔220〕。

年齢別で見ていくと、3歳〔523〕、4歳〔162〕、5歳〔424〕、6歳〔001〕。

3~5歳の3世代が中心です。

勝ち馬10頭中、8頭が9番枠より内の馬。

残る2頭は11番と13番。

14番枠より外の馬の連対はありません。

内が有利と覚えておいて下さい。

過去の好走馬が再び、三度の好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に見ておきましょう。

10年3着トゥザグローリー、翌11年も3着。

11年勝ったオルフェーヴル、13年も優勝。

12年勝ったゴールドシップ、13年、14年と3着。

15年勝ったゴールドアクター、翌16年3着。

15年3着キタサンブラック、翌16年2着、17年優勝。

17年3着シュヴァルグラン、翌18年も3着でした。

今年は18年の勝ち馬ブラストワンピースと、昨年3着のワールドプレミアが出走予定。要注目と言えそうです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』

【レギュラー出演番組情報】
『ジンバナ』 毎週日曜よる8:54~9:00(BS-TBS)

【書誌情報】
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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