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「悔しいの一言。まだまだ強くなれる」石川祐希躍動もブラジルにストレート負け【東京オリンピック】

東京五輪 バレー男子日本代表 準々決勝ブラジル戦の結果

男子代表、石川、西田ら躍動もブラジルにストレートで敗れ、5位タイで大会を終える。石川祐希主将「悔しいの一言。まだまだ強くなれる」

バレーボール男子日本代表は3日、有明アリーナでオリンピック準々決勝に臨み、世界ランク1位のブラジルと対戦。ストレートで敗れ、5位タイで大会を終えた。


日本のスターティングメンバーは以下の通り。

小野寺太志、山内晶大、西田有志、関田誠大、石川祐希(主将)、高橋藍、リベロ山本智大

第1セットは、1-4とブラジルが先行。レアルの技ありのプレーで3-6。関田のサーブで崩して、石川のブロックポイントで5-6まで追い上げるも、ウォレスのスパイクなどで引き離され、6-9。西田のこの試合初のサービスエースで、9-10。石川のバックアタックがラインを踏み越し、9-12となったところで日本はタイムアウトをとる。高橋のスパイク、関田のブロックなどで11-13。石川、高橋らの活躍で15-17とし、西田と石川の連続ポイントで18-20としたところでブラジルのタイムアウト。西田のスパイクなどで20-22とするが、その後、ブラジルのブロックで20-24となり、日本は2回目のタイムアウトをとる。最後は石川のスパイクがアウトになり、20-25で日本はセットを落とす。

第2セットは西田のサービスエースでスタート。小野寺の速攻も出て、3-2とする。石川のフェイクトスから西田が決めて6-3、西田のフェイントで8-5とした後、山内のサーブで崩し、再び石川のフェイクトスからの西田のスパイクで9-5とし、ブラジルがタイムアウトをとる。西田はディグでも活躍し、フェイントも決めて12-8。石川が決めて15-12の場面でブラジルはセッターをブルーノからフェルナンドに交代する。ルーカスの速攻で17-16と1点差に詰め寄られ、日本がタイムアウト。タイム明け、レアルがブロックアウトで決めて同点に追いつかれ、高橋がブロックにつかまり、17-18と逆転される。ここで日本は高橋を高梨健太に交代するが、17-19となり、2回目のタイムアウト。タイム明け、高梨もブロックにつかまり、高橋を戻す。小野寺のサーブミスで20-23、ルカレッリに決められ、セットポイントを握られる。最後はウォレスのスパイクで22-25でセットを連取される。

第3セット、山内がルーカスを止め、2-1。しかし、石川がウォレスに1枚で止められ、レアルのスパイクなどで2-4とする。4-5の場面でフェイクトスを使うも拾われ、4-7で日本がタイムアウト。ラリーをブラジルが制し、5-9となったところで高梨を投入。小野寺が決めて6-9とするが、ミスも出て、6-11。石川のスパイクがブロックされ、8-14の場面で日本は1回目のタイムアウト。高梨がパイプでこの試合初得点し、10-15。西田のバックアタックで13-18としたところで日本は2枚替えで清水邦広、藤井直伸を投入する。山内がキャッチ(ホールディング)をとられ、14-21。清水がライトから決めて15-21とするが、サーブをわずかに外し、コートを離れる。石川のサービスエースで17-22。ウォレスのスパイクがアウトになり、18-22の場面でブラジルはタイムアウトをとる。タイム明けに再び石川のサービスエースが出て、19-22。その後、西田がブロックにつかまり、ブラジルのマッチポイント。最後はソウザが決めて、20-25。ブラジルがストレートで勝利した。

試合後、石川祐希主将は「悔しいの一言。相手の力に圧倒された。自分たちもいいプレーを出せたが、相手はそれ以上だった。まだまだ僕たちは強くなれると感じた。今、自分たちが持っているものはすべてコートに出せたので、3年後に向け、さらに上を目指せるチームにしたい」と語った。

 

敗れはしたものの、1992年バルセロナ五輪以来、29年ぶりの決勝トーナメント進出となり、世界王者のブラジルと各セット互角に渡り合えたことは3年後のパリ五輪に向け、明るい材料となった。

写真提供:FIVB

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