7戦連続0封で自己最多タイ26H到達の岩崎優
9月5日に阪神甲子園球場で行われた読売ジャイアンツ戦に、阪神タイガース4番手・小川一平に代わり、5番手でマウンドに上がった岩崎優は、1回を16球で無安打無失点2奪三振と圧巻の投球を披露し、自己最多タイ26ホールドを記録し、阪神タイガースを価値ある引き分けに導いた。
6点差を巻き返し、同点で迎えた8回、阪神タイガース4番手・小川一平に代わり、5番手でマウンドに上がった岩崎優は、ウィーラーを2球でサードゴロに打ち取ると、中田翔を9球目133キロのチェンジアップで空振り三振、2アウトで迎えた若林晃弘は、カウント1-2から2度サインに首を振りストレートを選択し、5球目渾身のストレートで、バットは空を切り、2者連続となる空振り三振で3つ目のアウトを奪い、圧巻の三者凡退を披露し、2019年に記録した自己最多に並ぶ26ホールド目を記録した。
2者連続空振り三振と、圧巻の三者凡退を披露した岩崎優は、良い仕事ができましたと、冷静に自身の投球を振り返った。
3日の試合に続き、岩崎優、スアレスの盤石リレーで繋いだ矢野監督は、今日のゲームは勝ちに等しいような引き分けだと思っているし、2つ勝てたというのも大きいと、6点差を巻き返し掴んだ価値ある引き分けで、巨人との首位攻防を2勝1分で切り抜けたことを評価した。
岩崎優は、この試合も無失点に抑え、7試合連続無失点を記録し、リーグ後半戦防御率0.00と、東京オリンピックでの力投の勢いそのままに、安定感抜群のピッチングを披露している。
今の阪神タイガースは、8回までで勝ち越していれば、岩崎優とスアレスの盤石リレーで、勝利を確実に取れる状態になってきている。
阪神タイガースのリーグ優勝に向け、その8回以降に繋ぐ7回を任せられる中継ぎ投手の確立が必要不可欠となってきそうだ。
公開日:2021.09.06