6戦連続マルチで首位打者争い3位浮上の近本光司
9月1日に阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズ戦で、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、4打数2安打と9試合連続安打、6試合連続マルチヒットを記録し、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
初回、先頭打者で打席に立った近本光司は、中日ドラゴンズ先発の松葉貴大の3球目129キロのカットボールをセンターへ運ぶと、1点を追いかける6回再び先頭打者で打席に立つと、松葉貴大の初球のカットボールをライトへ弾き返し、続く中野拓夢のバントで得点圏に進み、チャンスを演出し、マルテの同点タイムリーヒットを、大山悠輔の勝ち越しタイムリーヒットを呼び込んだ。
9試合連続安打、6試合連続マルチヒットを記録し、打率.311まで上昇させ、首位打者争い第3位に浮上した近本光司は、その上にいる桑原将志、オースティンを捉え、首位打者の座を奪おうと意気込んでいる。
近本光司は、3月打率.045で今シーズンをスタートさせ、シーズン序盤はなかなかヒットが出ない日々が続いたが、5月に入り、打撃の調子を上げ、5月打率.347、6月打率.368と高打率を残し、7月は打率.232と少し調子を落としたが、8月から再び調子を上げ、打率.403と今シーズン最高打率を残し、9月も勢いそのままにヒットを量産し続けている。
中野拓夢との盗塁王争いに注目が集まりがちだが、近本光司には自身初の首位打者奪取へここから更にヒットを量産し、桑原将志、オースティンを捉えてもらいたい。
公開日:2021.09.02